祇園山(バンヤノ峠)

祇園山(バンヤノ峠)

長崎県新五島町、五島列島・若松島の北東にある日島(ひのしま)の山頂が標高243.7mの祇園山(バンヤノ峠)。日島へは宮ノ瀬戸を海上橋で渡る長崎県道169号(日ノ島猿浦線)が通じており、県道終点近く釜崎から尾根伝いに祇園山(バンヤノ峠)への登山道が伸びています(徒歩 1時間30分)。

江戸時代には遠見番所が置かれた絶景の地

もともと、江戸時代に遠見番所(異国船の侵入や船舶の不法行為を見張るために設置された施設)が置かれた場所で、急を告げる烽火(のろし)を上げる場所ということで、火の島と呼ばれ、それが日島へと転訛したと推測できます。

寛永14年(1637年)、江戸幕府は福江藩(五島藩)に異国船方(異国船に対する沿岸防備役)を命じ、福江藩は番岳、奈留島・遠見番山、嵯峨ノ島(日本最西端の遠見番所)など領内の7ヶ所に遠見番所を設置し、常時馬廻役1名、足軽2名の見張り番を置いていました。
江戸時代に五島に来航した外国船、漂着した外国船の数は237隻となっており、国境の島の緊迫した状況がよくわかります(福江藩は、異国船漂着時の取り調べや長崎への曳航費用の負担などで、経済的に困窮しました)。

祇園山(バンヤノ峠)からは有福島、漁生浦島、若松島、五島市の奈留島を見渡すワイドなパノラマが広がります。

日島には、中世から近世にかけての70基以上の石塔が並ぶ日島曲古墓群(ひのしままがりこぼぐん)があり、石材は大陸との交易品を運んだ帰りの船にバラスト(船の重し)として持ち帰ったと伝えられることから、当時は、日本海交流ルートの一部として栄えていたことがわかります。

祇園山(バンヤノ峠)
名称 祇園山(バンヤノ峠)/ぎおんやま(ばんやのとうげ)
所在地 長崎県南松浦郡新上五島町日島郷
関連HP 新上五島町観光物産協会公式ホームページ
駐車場 登山口駐車場を利用
問い合わせ 新上五島町観光物産協会 TEL:0959-42-0964/FAX:0959-42-0967
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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