曹源寺

曹源寺

岡山県岡山市中区、岡山郊外、円山にある臨済宗妙心寺派の寺が曹源寺。元禄11年(1698年)、後楽園造営で知られる岡山藩2代藩主・池田綱政(いけだつなまさ)が、池田家の菩提寺として建立した寺。本堂背後の山腹には、岡山藩主池田家墓所があり、歴代藩主の墓が並んでいます。

春の枝垂れ桜、秋の紅葉も美しい岡山随一の禅寺

元禄11年(1698年)、池田綱政が高祖父(祖父母の祖父)である池田恒興(いけだつねおき=清洲会議に出席した4人の織田家重臣のひとり)、岡山藩初代藩主の父・池田光政(いけだみつまさ)の菩提を弔うために創建した寺で、本尊は十一面観世音菩薩。
山を背景にした広大な寺域に、総門、三門、仏殿、経堂、鐘楼、三重塔など、規則正しく配された七堂伽藍は、禅宗建築の代表的なもの(総門、三門、仏殿が一直線上に配され、仏殿に向かって右に鐘楼、左に鼓楼)。
背後の高台に建つ三重塔は、元禄15年(1702年)、邑久郡山田村(現・瀬戸内市邑久町)の邑久大工(おくだいく)が建てたもの。

国の史跡となっている岡山藩主池田家墓所に眠るのは、池田綱政のほか、第3代藩主・池田継政、第4代藩主・池田宗政、第5代藩主・池田治政(いけだはるまさ)、第6代藩主・池田斉政、第7代藩主・池田斉敏、第9代藩主・池田章政の歴代藩主、藩主になる前に早世した池田斉輝(いけだなりてる=6代藩主・池田斉政の長男)など池田家一族の墓所
初代藩主・池田光政、第8代藩主・池田慶政(いけだよしまさ)、第9代藩主池田茂政(いけだもちまさ)は和意谷池田家墓所(備前市吉永町)に埋葬されています。

表書院前にある池泉回遊式の禅庭は、開山の絶外宗純(ぜつがいそうじゅん)と津田永忠(つだながただ=岡山藩主の補佐役として後楽園の造営、百間川開削など土木事業を実施)との合作の名園。
池の周りに植えられた枝垂れ桜も見事で、例年3月下旬頃。
また、岡山随一の紅葉の名所といわれ、見頃は例年11月中旬〜1月下旬頃。

曹源寺
名称 曹源寺/そうげんじ
所在地 岡山県岡山市中区円山1069
関連HP おかやま観光コンベンション協会公式ホームページ
電車・バスで JR岡山駅から両備バス西大寺行きで20分、曹源寺前下車、徒歩5分
ドライブで 山陽自動車道山陽ICから約15km
駐車場 15台/無料
問い合わせ 曹源寺 TEL:086-277-8226
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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