東洋一の硫化鉄鉱山として栄えた柵原鉱山(やなはらこうざん)。平成3年に閉山となった柵原鉱山の歴史を楽しく学ぶことができる資料館と芝生広場からなる公園が岡山県美咲町(旧柵原町)の柵原ふれあい鉱山公園(柵原鉱山資料館)。鉱山鉄道だった片上鉄道の吉ヶ原駅(駅舎は国の登録有形文化財)も保存されています。
同和鉱業片上鉄道の駅舎、客車も現存
柵原鉱山資料館には、昭和30年代の鉱山町が実物大セットで再現、鉱山繁栄の様子を知ることが可能。
鉱山内部の様子や採鉱現場など体験できるコーナーが充実しています。
同和鉱業片上鉄道(片上駅〜柵原駅/33.8km、昭和6年全線開業、平成3年6月30日廃止)で活躍したディーゼル機関車(DD13-551)、気動車(キハ303、キハ312、キハ702)、客車(ホハフ2003、ホハフ2004、ホハフ3002)、貨車5両、坑内軌道用車両は動態保存され、開館日には客車の中に入ることも可能(毎月第1日曜、展示運転を実施)。
旧吉ヶ原駅のほか、鉱石を満載して吉井川を下った「高瀬舟」の実物大復元や坑道の中で鉱石を運搬していた電気機関車(EB403形)の保存もあり、多角的に柵原鉱山を学ぶことができます。
柵原鉱山は、津山城の築城時(慶長年間)に褐鉄鉱の露頭を発見。
明治15年に本格的な採掘が始まりました。
明治33年から露天掘りで採掘した褐鉄鉱は八幡製鉄所に送られ、日露戦争の鉄鋼増産でも大いに貢献し、日本の近代化に貢献した鉱山でもあったのです。
名称 | 柵原ふれあい鉱山公園(柵原鉱山資料館)/やなはらふれあいこうざんこうえん(やなはらこうざんしりょうかん) |
所在地 | 岡山県久米郡美咲町吉ヶ原394-2 |
関連HP | 片上鉄道保存会公式ホームページ |
電車・バスで | JR津山駅から宇野バスで40分、吉ヶ原下車すぐ |
ドライブで | 中国自動車道美作IC・津山ICから約19km |
駐車場 | 80台/無料 |
問い合わせ | TEL:0868-62-7155 |
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