北木島・メビウスの輪

北木島・メビウスの輪

岡山県笠岡市北木島町、日本遺産「笠岡諸島」の構成資産となる石切り場がありで、「石の島」として名高い北木島。岡山県道295号(北木島線)沿い、北木の桂林(今岡丁場跡)近く、豊浦地区にあるのがメビウスの輪。正式名称は『空間のメヴィウス円環180°ひねり』という石彫アート作品です。

「メビウスの輪」をモチーフにした現代彫刻家・牛尾啓三の作品

平成元年8月に行なわれた第1回の『かさおか石彫シンポジウム』の公開制作作品。
播磨を拠点に国内外で活躍する現代彫刻家・牛尾啓三(うしおけいぞう)の制作で、幾何学をベースとした思考で抽象彫刻に取り組み、「メビウスの輪」をモチーフにした曲面、螺旋(らせん)などで構成した造形は世界的な評価を得ています。

娘が幼稚園のときに取り組んだ夏休みの宿題(短冊を2回ひねって結合させ、縦にハサミを入れると鎖状に)をきっかけに、「メビウスの輪」をモチーフにしたデザインに取り組み、2006年(平成18年)にスペイン・マドリードで行なわれた『国際数学者会議』(International Congress of Mathematicians/国際数学連合主催)では、数学の世界を一般の方に分かりやすく、視覚的に伝える造形ということから、会場前で公開制作をも行なっています。

北木島・メビウスの輪
名称 北木島・メビウスの輪/きたぎじま・めびうすのわ
所在地 岡山県笠岡市北木島町
関連HP 笠岡市観光協会公式ホームページ
電車・バスで 北木島豊浦港から徒歩3分
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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