玉島ドラム缶橋

玉島ドラム缶橋

 岡山県倉敷市玉島2丁目、倉敷市立玉島図書館の南側、溜川(ためかわ)に架かる人道橋が、玉島ドラム缶橋。北岸の新堀川緑地と、南岸側の通町商店街を結ぶ浮橋で、昭和55年にドラム缶を浮かべて設置したもの。溜川は、新田開発によって生まれた玉島爪崎地区から玉島港までの河川です。

映画『とんび』で阿部寛演じる主人公が自転車で駆け抜けた橋

現在のドラム缶橋は、昭和61年に改修されたもので、生活道路として使われるのはもちろん、観光客の利用も増加しています。
もともとの設置理由は、当時賑わった「通町商店街」(とおりまちしょうてんがい=通町一丁目商店街、通町二丁目商店街)の駐車場整備で、溜川対岸に土地を求めたから。
レトロな通町商店街は、玉島で一番古く、長い(全長230m)商店街で、通りも旧玉島街道(玉島港へ続く金毘羅街道)・旧国道(国道2号)。

ドラム缶を3本セットで35列浮かべて土台にした浮橋で、全長48m、幅員1.5m。
人がすれ違うのが精一杯で、雰囲気的には観光船などの浮桟橋に似た感じです。
渇水時にはドラム缶が川底に着底することもあるのだとか。

令和4年年4月8日公開の映画『とんび』で主人公・市川安男(阿部寛)が自転車で走り抜けるシーンが登場し、注目されています。

一帯の玉島町並み保存地区と旧柚木家住宅(西爽亭は、日本遺産「一輪の綿花から始まる倉敷物語」の構成資産にもなっています。

ドラム缶橋では、奥多摩湖・麦山の浮橋(東京都) が有名ですが、河川に架かる希少な橋が、この玉島ドラム缶橋です。

玉島ドラム缶橋
名称 玉島ドラム缶橋/たましまどらむかんばし
所在地 岡山県倉敷市玉島1-3〜2−2
関連HP 倉敷市公式ホームページ
電車・バスで JR新倉敷駅から井笠バスで8分、玉島中央町下車、徒歩5分
ドライブで 山陽自動車道玉島ICから約6km
駐車場 あり/無料
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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