毎年2月11日9:30〜11:30、秋田県大仙市で『川を渡るぼんでん』が行なわれます。家内安全や五穀豊穣を願い、江戸時代から続く小正月行事。大仙市花館地区~雄物川~伊豆山神社と伊豆山神社にぼんでんと呼ばれる巨大な御幣を奉納する行事。数あるぼんでん奉納行事の中でも川を渡るのはここだけで、ぼんでんは町内ごとに順次渡船。
雄物川を渡ってぼんでんを伊豆山神社に奉納
花館地区各町内の当番の家を出発したぼんでんは、ほら貝の音も高らかにぼんでんを歌いながら、各町内を練り歩き、一の鳥居前でもみ合いをした後、川舟で雄物川を渡り(雄物川臨時渡船場=町内ごとに順次渡船)、標高207mの伊豆山山頂にある伊豆山神社に奉納されます。
雪山を背景に、川舟で雄物川を渡る十数本のぼんでんの姿は、一面の銀世界と川面に映るぼんでんの色彩によって、見るものを幻想的な世界に誘います。
舟に乗って川を渡る間、「ジョヤサ、ジョヤサ」という掛け声とともに、ぼんでん唄を歌い、そして法螺貝(ほらがい)を鳴り響かせます。
当日は早朝から、花館地区の各町内をぼんでんが練り歩き、1回に1~3本のぼんでんが渡船。
ぼんでん
ぼんでんは、「ほで」(すぐれているという意味の古語=梵天)の転訛したもので、神様が天から地に降り立つときの目印(御幣)。
ヘリが緊急着陸するときに地上で振る吹き流しのようなものです。
豊作、健康、子供の成長などを願って神社に納めるもの。
大仙市や横手市など秋田県を中心に伝わるユニークな行事となっています。
ヘリが緊急着陸するときに地上で振る吹き流しのようなものです。
豊作、健康、子供の成長などを願って神社に納めるもの。
大仙市や横手市など秋田県を中心に伝わるユニークな行事となっています。
川を渡るぼんでん|大仙市 | |
開催日時 | 2月11日9:30〜11:30 |
所在地 | 秋田県大仙市花館 |
場所 | 市内花館地区~雄物川臨時渡船場(平安閣西側)~伊豆山神社 |
関連HP | 大仙市公式ホームページ |
電車・バスで | JR大曲駅からタクシーで10分 |
ドライブで | 秋田自動車道大曲ICから約7.8km |
駐車場 | 臨時駐車場(花館河川敷運動公園駐車場、花館小学校グラウンド駐車場、民俗資料館跡地)/無料 |
問い合わせ | 川を渡るぼんでん実行委員会 TEL:0187-62-3012 大仙市役所観光交流課 TEL:0187-63-1111 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
画像協力/大仙市
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