天女橋・弁財天堂

天女橋・弁財天堂

沖縄県那覇市、首里公園にある円覚寺跡総門前の円鑑池(えんかんち)の中の島にある小堂とそこに渡る橋が天女橋・弁財天堂。弁財天堂は、1502年に、朝鮮王から贈られた経典を収納するため琉球王・尚真王(しょうしんおう)が建立。その後、島津藩の侵入で経典は焼失しましたがその代わりに弁財天像を祀ったもの。

中国式の石造アーチ橋は国の重要文化財

天女橋・弁財天堂

当初、収納された経典は、尚徳王(しょうとくおう)時代の15世紀中頃、朝鮮王朝第7代国王・世祖(セジョ)から贈られた高麗版大蔵経(こうらいばんだいぞうきょう)です。

沖縄戦で、弁財天堂と天女橋の高欄を失っていますが、ともに復元されています。

弁財天は、航海安全を司る水の神。
1502年に池に架けられた天女橋(弁財天が祀られる以前の橋の名は観蓮橋)は、琉球石灰岩の切石積みの橋で、欄干には見事な蓮の彫刻などが施されており(欄干の彫刻は戦後の復元)、国の重要文化財に指定されています。
日本に現存する一番古い時代の中国式のアーチ橋です。

円鑑池は、中国からの冊封使(さくほうし=中国王朝の皇帝が付庸国の国王に爵号を授けるために派遣する使節)を招いて宴が開かれた場所。

16世紀初頭、尚真王の時代は、琉球王国が日本、中国(明国)、そして南方との交易で栄えた時代です。
尚真王によって確立された中央集権国家は、まさに「琉球の黄金時代」に呼ぶにふさわしい時代だったのです。
そんな琉球王国の栄華を垣間見ることのできる遺構が、この天女橋・弁財天堂というわけなのです。

名称 天女橋・弁財天堂/てんにょばし・べんざいてんどう
所在地 沖縄県那覇市首里当蔵町1-2
関連HP 那覇市公式ホームページ
電車・バスで ゆいレール首里駅から徒歩12分
ドライブで 沖縄自動車道那覇ICから約2.2kmで首里杜館駐車場
駐車場 首里杜館地下駐車場(50台~116台/有料)、季節により収容台数が異なる。原則として2時間以内の利用
問い合わせ 那覇市経済観光部観光課 TEL:098-862-3276/FAX:098−862-1580
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
龍潭

龍潭

沖縄県那覇市の首里城近くにある魚小堀(イユグムイ)とも呼ばれる池、龍潭(りゅうたん)。1427年、琉球を統一した尚巴志王(しょうはしおう)が造らせた池。重陽(ちょうよう)の日(旧暦9月9日)にはこの池で重陽之宴が設けられ、中国からの冊封使(

 

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