沖縄県石垣市、石垣島の西北に突き出す屋良部半島北端の岬が、御神崎(おがんざき/うがんざき)。先端には石垣御神埼灯台(いしがきおがんざきとうだい)が建ち、石垣島随一の景勝地になっています。4月〜5月頃にはテッポウユリが咲く美しい岬で、石垣島西端部に位置するため、夕日の名所としても有名。
神の降臨する絶景の岬は、夕日を眺める名所
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石垣御神埼灯台は塔高17m、灯火標高は62mで、LED(発光ダイオード)を光源に、12.0海里(22.2km)沖まで照らしています。
晴れていれば西表島を視認できますが、ぎりぎり西表島まで届く光達距離になっています。
初点灯は、昭和58年3月11日。
灯台近くには昭和27年12月8日に那覇から石垣島に帰る途中、御神崎南西2600mで強い季節風を受けて沈没、死者行方不明者35名(乗組員7名、乗客3名は救助)を出したした貨客船「八重山丸」(40.39t)の遭難碑、観音菩薩像も立っています。
灯台からさらに先端部分へと歩道が整備され、周辺のリーフを見下ろすことが可能(ただし冬季を中心に強風が吹き荒れる岬なので、慎重に行動を)。
御神崎の沖合いのリーフはダイビングスポットとして人気です。
ちなみに御神崎の「うがん」は、字の通り神の尊称で、川平地区の『群星御嶽願い口』(んにぶしうたきにがいふち)では、「うがんざき」と発音し、神が降臨する聖地とされる地と記されています。
1647年頃の『宮古・八重山両島絵図帳』には「おかみ崎」と表記され、現在ではおがんざき、うがんざきと2通りの呼び名が。
灯台(海上保安庁)は「いしがきおがんざきとうだい」で、「おがんざき」を採用。
文化庁の登録記念物(名勝地関係)としての登録名称は神の尊称を意識して「うがんざき」と分かれています。
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御神崎(石垣御神埼灯台) | |
名称 | 御神崎(石垣御神埼灯台)/おがんざき・うんがさき(いしがきおがんざきとうだい) |
所在地 | 沖縄県石垣市崎枝 |
関連HP | 石垣市公式観光情報サイト |
ドライブで | 石垣港から約19km。石垣空港から約25km |
駐車場 | 10台/無料 |
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