沖縄県竹富町、島のかたちがハート型ということから「ハートアイランド」とも呼ばれる黒島の北岸、伊古集落にある桟橋が伊古桟橋。昭和10年に築かれた全長354m、幅4.25mの琉球石灰岩の石積み、そしてコンクリートを併用した桟橋で、同じ竹富町の竹富島西桟橋と同様に、国の登録有形文化財に指定されています。
黒島北岸、サンゴ礁に伸びる桟橋
「牛の島」と通称されるほど酪農が盛んな黒島ですが、桟橋のある伊古集落は、もともと漁業で繁栄した集落。
遠浅のサンゴ礁で囲まれた漁港のない黒島で、漁業用の桟橋として築かれたもの。
現在の桟橋が完成する以前は木の桟橋でしたが、台風の被害で流出するので、永久桟橋が築かれました。
先端部分には4本の係船柱と荷置き場、荷揚げ場があるのは、漁業用だったため(現在、漁業には使われていません)。
日本国内最大のサンゴ礁海域である石西礁湖(せきせいしょうこ)に囲まれるため、全長354mという長大な桟橋が設けられています。
それでも干潮時には、先端部まで干潟となってしまいます。
伊古集落から桟橋に抜ける道は両側が森のため、森を抜けるとサンゴ礁海域に伸びる桟橋という絶景が!
なお、黒島での島内移動はレンタサイクルがラクチンで、通常は宿泊先で借りることができます。
伊古桟橋 | |
名称 | 伊古桟橋/いこさんばし |
所在地 | 沖縄県八重山郡竹富町黒島地先 |
関連HP | 竹富町観光協会公式ホームページ |
問い合わせ | 竹富町観光協会 TEL:0980-82-5445/FAX:0980-82-5472 |
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