トゥイシ(日本最西端の地)

トゥイシ(日本最西端の地)

沖縄県八重山郡与那国町、日本最西端の島・与那国島(よなぐにじま)にある日本再西端の岬、西崎(いりざき)の北西260mの位置にある岩礁が、トゥイシ。西崎の突端に「日本最西端の碑」が立っていますが、実はトゥイシが名実ともに日本最西端の地となっています。

平成31年に日本の最西端と新たに認定された岩礁

トゥイシ(日本最西端の地)

北方領土ぞ除く、日本の最北端は宗谷岬といわれていますが、実は、その先にある弁天島が最北端であるのと同様に、最西端も西崎ではなく、トゥイシ。
国土地理院の2万5000分の1地形図に、トゥイシと記載があります。

2万5000分の1地形図では、原則として、満潮時に7.5m四方以上の陸地あることを基準に島や岩などを記載していますが、トゥイシはこれまで、満潮時に海面下に隠れていたため、記載がありませんでした。
平成29年7月に国土地理院がドローンを使って調査したところ、大潮の満潮時も海面上に出ていることを確認。
平成31年3月、与那国島が国土地理院へ記載を申請し、初めて記載が認められたもの。

地形図への記載で、日本最西端は北緯24度26分58秒、東経122度56分01秒から、北緯24度27分05秒、東経122度55分57秒へと変更されています。

与那国島の玄関港で漁業基地でもある久部良港(久部良漁港)を入出港する船が座礁防止に、西埼灯台(いりさきとうだい/本土復帰前に琉球政府が建設、昭和32年11月26日に初点灯)には、トゥイシを照らす西埼北西方照射灯が設備されています。

トゥイシの名の由来は尖った石、あるいは刃物を磨く砥石(といし)の意など諸説あり定かでありません。

トゥイシ(日本最西端の地)
名称 トゥイシ(日本最西端の地)/とぅいし(にほんさいせいたんのち)
所在地 沖縄県八重山郡与那国町与那国
関連HP 与那国町公式ホームページ
電車・バスで 与那国空港からタクシーで10分
ドライブで 与那国空港から約5.5km
駐車場 5台/無料
問い合わせ 与那国町観光協会事務所 TEL:0980-87-2402/FAX:0980-87-2445
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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