枚岡神社

枚岡神社

大阪府東大阪市出雲井町、生駒山(642.3m)の西麓に鎮座する河内国一之宮が枚岡神社(ひらおかじんじゃ)。社伝によれば神武天皇の御代の創建で、神護景雲2年(768年)には枚岡神社の祭神2柱を春日大社に分祀したことから「元春日社」とも呼ばれています。

河内国一之宮として尊崇される古社

主祭神の天児屋根命(あめのこやねのみこと)は、中臣氏の祖神。
神護景雲2年(768年)に藤原永手が氏神(中臣鎌子が藤原鎌足を名乗ったことが藤原氏の祖)として奈良に春日大社を創建した際、祭神4柱のうち2柱に枚岡神社の天児屋根命、その妻神・比売御神(ひめみかみ)の分霊を第三殿、第四殿に勧請しています(春日大社の社伝による)。

逆に枚岡神社には、春日大社の第二殿に祀られる経津主命(ふつぬしのみこと=香取神宮祭神)を第三殿、春日大社の第一殿に祀られる武甕槌命(たけみかづちのみこと=鹿島神宮祭神)を第四殿に祀り、深い関係があったことがわかります。

難波と平城京を結ぶ古道、暗越(くらがりごえ・暗越奈良街道=国道308号・暗峠)沿いにあり、近世には河内国一之宮として栄えました。
平清盛、源頼朝、足利尊氏、豊臣秀頼などの武将からの奉納も記録されています。

現存する春日造り社殿は、文政9年(1826年)の再建。
境内南側には東大阪市の名勝に指定されている枚岡梅林があり、紅梅白梅およそ500本が花を咲かせる2月中旬から3月にかけては、多くの人が訪れます。
境内の北側から神津嶽(かみつだけ)へ登るハイキングコースがあり、当初はその山上に祀られていたと推測され(古代の山岳信仰がルーツ)、現在も神津嶽本宮が鎮座しています。
一の鳥居からも背後には神津嶽がそびえ立ち、神津嶽を遥拝するかたちに。
平岡(枚岡)の名は当初鎮座した神津嶽の山頂が平らな丘ということに由来。

大阪府の無形文化財に指定されている1月11日の『枚岡神社の粥占神事』は、小豆粥の入った釜に竹の管を53本入れ、炊きあがって割った中の竹にどれぐらい小豆が入っているかでその年が豊作かどうかを占うという珍しい神事です(非公開)。

10月14日・15日の枚岡神社『秋郷祭』(しゅうごうさい)は、『枚岡まつり』とも呼ばれ、 氏子が太鼓台(布団太鼓)や地車を宮入り奉納を行ない、盛大です。

枚岡神社
『秋郷祭』、太鼓台(布団太鼓)の宮入り
枚岡神社
名称 枚岡神社/ひらおかじんじゃ
所在地 大阪府東大阪市出雲井町7-16
関連HP 枚岡神社公式ホームページ
電車・バスで 近鉄枚岡駅から徒步すぐ
ドライブで 阪神13号東大阪線水走出口から約3km
駐車場 40台/無料
問い合わせ 枚岡神社 TEL:072-981-4177
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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