摂津峡公園

摂津峡公園

大阪府高槻市を流れる淀川水系の芥川(あくたがわ)上流、三好山(180m)を回り込むように流れる部分は摂津峡(摂津耶馬渓)と呼ばれる景勝地で、その周辺の42.65haが摂津峡公園として整備されています。落差15mの白滝は摂津峡公園の最北部に位置する滝で、渓谷沿いのハイキングコースで到達できます。

摂津峡の主瀑は、白滝

「大阪みどりの百選」にも指定されている摂津峡公園には植物420種、昆虫数百種、野鳥13種などが生息。
地質的には超丹波帯の地層(砂岩、泥岩)と花崗岩で、古生代末期(2億5000万年前)の砂岩、泥岩が白亜紀末期(7000万年前)の花崗岩の貫入によって接触変成作用を受けたホルンフェルスと呼ばれる接触変成岩も観察できます(比叡山と大文字山が京都盆地の象徴的なピークであるのもホルンフェルス=固い岩石だからです)。

3000本もの桜が山肌を染める春(公園南側の桜広場には230本の桜の木が植栽)、夏の新緑、秋の紅葉など四季折々の素晴らしい景観が楽しめます。
清流にはカジカやアユ、マス、アマゴなども棲息し、渓流釣りの場所としても知られる(釣りは入漁料が必要)。
摂津峡青少年キャンプ場もあり、6人用ロッジなども整備。

ハイキングコースは、メインとなる上の口バス停~摂津峡大橋~白滝茶屋~桜公園~塚脇バス停と歩く「渓谷コース」、中腹自然林コース、スカイラインハイキングコースがあります。
下流側の下の口駐車場、上流側の上の口駐車場に車を入れて、白滝までは渓谷沿いにのんびり歩いて1時間ほど必要(足早なら30分ほど)。
摂津峡公園では、バーベキューは禁止されているので注意が必要。

紅葉の名所としても有名で、紅葉の見頃は例年11月中旬~12月上旬頃。

ちなみに摂津峡の東、三好山の山上にある中世の山城の跡、芥川山城(あくたがわやまじょう)は、三好長慶(みよしながよし)の居城で、「続日本の100名城」にも選定されています。

摂津峡公園
名称 摂津峡公園/せっつきょうこうえん
所在地 大阪府高槻市塚脇5-3-4
関連HP 高槻市観光協会公式ホームページ
電車・バスで JR京都線高槻駅から高槻市営バス下の口・塚脇行きで15分、塚脇下車、徒歩20分
ドライブで 名神高速道路茨木ICから約8km
駐車場 摂津峡公園下の口駐車場(160台/有料)・摂津峡公園上の口駐車場(30台/有料)
問い合わせ 摂津峡公園管理事務所 TEL:072-687-9449
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
摂津峡・白滝

摂津峡・白滝

大阪府高槻市の摂津峡(摂津峡公園)に落ちる滝が、白滝。摂津峡公園の最北部にあり、落差15m、幅5mの美しい滝。上の口と、下の口の中間に位置し、上の口駐車場(バス停)から徒歩35分ほどのハイキングで到達できます。渓谷コースを歩き、途中で中腹自

 

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