瀧安寺

箕面大滝(みのおおおたき)の入口、箕面公園にある瀧安寺は、修験道で知られる本山修験宗の古刹。山号も箕面山(みのおさん)で、箕面の山を修験の地とした歴史を今に伝えています。寺伝によれば、658(斉明天皇4)年、修験道を開いた役小角(えんのおづぬ=役行者)が箕面滝下に堂を築き、本尊の弁財天像を安置したのが始まりという古刹。

箕面滝を修験の地とした歴史ある寺は「宝くじ発祥の地」

後白河天皇が編纂の歌謡集『梁塵秘抄』(りょうじんひしょう)に「聖のすみかは何処何処ぞ、箕面よ勝尾よ 播磨なる書写の山、出雲の鰐淵や日の御碕、南は熊野の那智とかや」との歌が収録されるように、さらに山中の勝尾寺とともに、平安時代から朝廷に知られる聖地となっていました。
空海、日蓮、蓮如も滝近くのお堂で修行をしたと伝えられています。

後醍醐天皇が隠岐に島流しになった際に、その皇子である護良親王(もりよししんのう)が瀧安寺に帰還祈祷を依頼したといわれ、その後、「瀧安寺」という寺号を賜っています。

滝近くの堂宇は戦国時代に織田信長軍の戦火で焼失。
江戸時代になって後水尾天皇の援助で、現在地に再建されています。

弁財天本堂は後水尾天皇の勅命で、1656年(明暦2)年の築。
山門は光格天皇が1809(文化6)年に京都御所から移築したもの。

『摂津名所図会』に見る

1796(寛政8)年~1798(寛政10)年に刊行された、摂津国の通俗地誌、観光ガイドブックが『摂津名所図会』。
そこには江戸時代に大人気だった宝くじのルーツ、「箕面富」の様子も描かれています。

1575(天正3)年、日本で初めて富くじを販売した(「富会」を開催)ということから「宝くじの発祥の地」とPRしています。
富くじでの当選者には、お守り「大福御守」が授けられたとか。

鎌倉時代の『夫木抄(夫木和歌抄/ふぼくわかしょう)』にある藤原兼隆の歌に、瀧安寺の箕面富に関する記述があり、これが「宝くじの発祥の地」の根拠になっています。

近年、この「箕面富」が復活し、毎年10月10日に弁財天秋まつり「箕面富」が行なわれています。
瀧安寺観音堂で、ミニ大福守(1000円)を購入するのが参加の条件。

『摂津名所図会』に描かれた瀧安寺

 

瀧安寺 DATA

名称 瀧安寺/りゅうあんじ
所在地 大阪府箕面市箕面公園2-23
関連HP 瀧安寺
電車・バスで 阪急電鉄箕面駅から徒歩15分
ドライブで 名神高速道路吹田ICから約10km、または、中国自動車道池田ICから約6kmで、箕面駅前市営駐車場。駐車場から徒歩20分
駐車場 箕面駅前第一駐車場(285台/有料)・箕面駅前第二駐車場(282台/有料)を利用
問い合わせ TEL:072-721-3003
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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