社伝によれば淀川鎮守の社として淀川河口の中洲に祀られたのが始まりという古社。伊予・大三島(愛媛県今治市)の大山祇神社、伊豆(静岡県三島市)の三嶋大社とともに「三三島」(さんみしま)と呼ばれ、三島神社(山祇神社)のルーツとするのが大阪府高槻市に鎮座する三島鴨神社(みしまかもじんじゃ)です。
社伝によれば全国の三島神社、山祇神社のルーツだということに
祭神は、大山祇神(おおやまづみのかみ)、そして事代主神(ことしろぬしのかみ)。
『伊予国風土記』逸文・大山積の神・御島条に、大三島の大山祇神社は、仁徳天皇の御世に百済から渡来して「津の国の御島」に鎮座したと記され、「津の国の御島」は摂津国三島(現・高槻市三島江)だと推測できることから、この三島鴨神社が、全国の三島神社、山祇神社の大元だということに。
『日本三代実録』の元慶8年(884年)12月21日条に、「摂津国三島神」と記され、さらに平安時代編纂の『延喜式神名帳』に「摂津国島下郡 三島鴨神社」と記されているので、少なくとも平安時代には鎮座していたと推測できます。
往時には淀川の川中島(御島)にありましたが、慶長3年(1598年)、淀川堤防修築の際に、現社地に遷されています。
三島鴨神社 | |
名称 | 三島鴨神社/みしまかもじんじゃ |
所在地 | 大阪府高槻市三島江2-7-37 |
関連HP | 三島鴨神社公式ホームページ |
電車・バスで | JR高槻駅から市営バスで西面口下車、徒歩7分 |
ドライブで | 近畿自動車道摂津北ICから約5.5km、摂津南ICから約6.7km |
駐車場 | 周辺の有料駐車場を利用 |
問い合わせ | 三島鴨神社 TEL:072-678-0488 |
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