大阪府池田市五月丘1丁目にある前方後円墳が、池田茶臼山古墳(いけだちゃうすやまこふん)。五月山丘陵の鞍部に築造された古墳で、昭和30年代の日本住宅公団の団地造成の際に保護運動で破壊を免れ、史跡整備されて茶臼山公園として公開。平成29年度には保護工事も行なわれています。大阪府の史跡に指定。
猪名川流域に君臨した首長の墓
墳丘長は、59.5mとヤマト王権の大王墓など巨大古墳の多い大阪府では目立たない大きさですが、4世紀中葉(古墳時代前期)の築造で、猪名川左岸に築造された首長墓としては最上位クラスの首長が埋葬された貴重な古墳です。
墳丘は2段築成で、斜面には葺石が配され、テラスには埴輪が並んでいました。
後円部には墳丘の主軸に直交する竪穴式石室(長さ6.35m、幅1.1m)がありますが、盗掘されているため、石釧(くしろ)、管玉、ガラス玉、土師器(はじき)など副葬品の一部しか出土していません。
池田茶臼山古墳 | |
名称 | 池田茶臼山古墳/いけだちゃうすやまこふん |
所在地 | 大阪府池田市五月丘1-7 |
関連HP | 池田市観光協会公式ホームページ |
電車・バスで | 阪急電鉄池田駅から徒歩15分 |
ドライブで | 中国自動車道中国池田ICから約2km |
駐車場 | 周辺の有料駐車場を利用 |
問い合わせ | 池田市教育委員会教育部生涯学習推進課 TEL:072-754-6295 |
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