大阪府池田市の五月山公園内を山上へと上がる五月山ドライブウェイ(五月山公園幹線園路/バイクは終日通行禁止)途中、標高130mの位置にあるのが秀望台。尾根の突端に建つ鳥居は、「大阪にある天空の鳥居」と注目されていますが、正式名は愛宕神社一の鳥居です。
『がんがら火祭り』で「大一」が灯される地
正保元年(1644年)、多田屋、板屋、中村屋、丸屋の4人が五月山の山頂で百味箱(百味菓子を詰めた箱)を竹に立てて燃やしたところ、池田に愛宕(火の神)が飛来したと評判になり、参詣者が押し寄せたことで、火防(ひぶせ)の京の愛宕権現(あたごごんげん)を勧請したのが愛宕神社の創起とされ(伊居太神社『穴織宮拾要記』)、
毎年8月24日に行なわれる『がんがら火祭り』(大阪府無形民俗文化財)もその際に創始された『愛宕火』の起こりであるという歴史ある祭礼です。
『がんがら火祭り』では秀望台にある天空の鳥居(愛宕神社一の鳥居)下の山腹に大きな「大一」の字を灯しますが(点火は19:30頃)、五月山ドライブウェイのコーナー横に立つ鳥居下の園地にその場所が確認できます。
秀望台には駐車場がないため、その先の五月台の駐車場に車を入れて往復するか、五月山動物園のある山麓から散策路「大文字コース」で到達することになります。
山麓・五月山動物園側からなら徒歩10分ほど。
天空の鳥居(秀望台) | |
名称 | 天空の鳥居(秀望台)/てんくうのとりい(しゅうぼうだい) |
所在地 | 大阪府池田市綾羽2丁目五月山公園 |
ドライブで | 阪神高速道路池田線川西小花ランプから約2km |
駐車場 | 五月台駐車場(無料/ドライブウェイの通行料が必要)、五月山第1駐車場(有料)・第2駐車場(有料)・第3駐車場(有料) |
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