蓮台寺(常滑市)

蓮台寺(常滑市)

愛知県常滑市(とこなめし)小倉町5丁目、常滑にある時宗の寺が、蓮台寺(れんだいじ)。鎌倉時代の正和3年(1314年)、大野城主・一色道秀が常滑に創建した古刹。知多四国67番の札所(三光院)で、本尊は、聖観世音菩薩です。徳川秀忠の正室・お江ゆかりの寺とも伝えられています。

お江ゆかりの寺という伝承も

蓮台寺(常滑市)

伝承では織田信長の攻撃を受け大野城が落城の際、お江は、佐治家の守り本尊である阿弥陀如来の掛軸を持ってまずはこの蓮台寺へ逃げ、さらに大興寺を経て落ち延びたと伝えられています。
本門の西にある潜り門は、その時お江が通った門で、以来一度も開けたことない「開かずの門」。
境内の衣掛の松はお江が着ていた衣を掛けて自害を装ったと伝えられる松というストーリーですが、史実ではありません。

お江は、10歳で大野城主・佐治一成に嫁いでいますが、天正12年(1584年)、小牧・長久手の戦いにおいて、帰陣する徳川家康に佐屋街道の渡しにおいて船を提供したことで羽柴秀吉の怒りをかい、秀吉との敵対のため3年で離縁しているのです。
しかも、本能寺の変後に起きた小牧・長久手の合戦の話なので、織田信長の攻撃というのもありえません。

「開かずの門」は後花園天皇の勅使が通る門で、衣掛の松は、勅使が衣を掛けたというのが真相のよう。
境内には初代大野城主・佐治宗貞(さじむねさだ)の墓と伝わる「寿山塚」もあり、中世に伊勢湾の海上交通を掌握した佐治水軍ゆかりの寺にもなっています。

蓮台寺(常滑市)
初代大野城主・佐治宗貞の墓
蓮台寺(常滑市)
名称 蓮台寺(常滑市)/れんだいじ(とこなめし)
所在地 愛知県常滑市小倉町5-66
電車・バスで 名鉄大野町駅から徒歩10分
ドライブで 知多横断道路半田中央ICから約10km
駐車場 あり/無料
問い合わせ 蓮台寺 TEL:0569-42-2429/FAX:0569-42-2429
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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