真木大堂

真木大堂

奈良時代末から鎌倉時代に国東半島に栄えた仏教文化「六郷満山」。その65ヶ寺の本山本寺(全8寺)である馬城山伝乗寺の跡が大分県豊後高田市にある真木大堂(まきおおどう)です。現存する9体の仏像は七堂伽藍を誇ったかつての栄華を偲ばせるもので藤原時代の傑作。国の重要文化財に指定されています。

平安時代の面影を今に伝える仏像群

馬城山伝乗寺は、養老2年(718年)、仁聞によって開創されたと伝えられる六郷満山の本山本寺8ヶ寺のひとつ。
真木大堂自体は、かつて36坊を有してその栄華を誇った伝乗寺の堂宇で、江戸時代に再建された小規模な旧本堂。

国の重要文化財に指定される9躯の仏像は各堂に配された本尊などで、鎌倉時代以降の衰退とともに1ヶ所に集められたもの。
富貴寺大堂の内部には、中央の木造阿弥陀如来坐像や大堂壁画(ともに国の重要文化財)が配され、平安時代の人々が思い描いた極楽浄土が表現されています。

注目は、牛に乗り火焔光背を背負った大威徳明王像(白牛に跨がる六面六臂六足の像)。
像高241cmで、大威徳明王像としては日本最大のもので、迫力があります(大威徳明王は、五大明王のひとつで西方を守護する阿弥陀如来の化身)。

木造阿弥陀如来坐像は、檜材の寄木造りで、像高216cm。
11世紀後半に京で流行した定朝様の様式を取り入れたもので、平安時代後期に近畿地方で隆盛した末法思想が、国東半島に伝わっていたことを示しています。

ちなみに豊後高田市には国の重要文化財の木彫仏が14点ありますが、その内9点の仏像が真木大堂にあるので、六郷満山における伝乗寺の重要な地位がよくわかります。

宇佐神宮六郷満山霊場第5番札所。
国東六郷満山霊場第4番札所。

名称 真木大堂/まきおおどう
所在地 大分県豊後高田市田染真木1796
関連HP 真木大堂公式ホームページ
電車・バスで JR日豊本線宇佐駅からタクシーで25分 
ドライブで 大分空港から約25km
駐車場 50台/無料
問い合わせ TEL:0978-26-2075/FAX:0978-26-2200
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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