大分県豊後大野市の大野川東岸に望む丘陵中腹に彫られた、5体の磨崖仏が菅尾石仏(菅尾磨崖仏)で国の史跡、そして美術的価値も高く国の重要文化財にも指定されています。駐車場からは、坂と鳥居のある100段ほどの石段を10分ほど登ると、阿弥陀如来を中心に五体の仏像が岩に刻まれた磨崖仏が現れます。
平安時代の熊野信仰を今に伝える磨崖仏
阿蘇凝灰岩の岩壁に、千手観音、薬師如来、阿弥陀如来、十一面観音の4体の座像と、多聞天の立像が、ふっくらとした半肉彫りになっており、色彩も施されています。
別名「岩權現」とも呼ばれ、地元では平安時代末期の熊野信仰を背景に、紀伊の熊野権現(くまのごんげん)を勧請して作られたと伝えられています。
古くから崇敬され、石龕には五間二面棧瓦葺の覆堂も建てられており、保存状態も良好です。
おおいた豊後大野ジオパークのジオサイトにもなっています。
菅尾石仏(菅尾磨崖仏) | |
名称 | 菅尾石仏(菅尾磨崖仏)/すがおせきぶつ(すがおまがいぶつ) |
所在地 | 大分県豊後大野市三重町浅瀬 |
関連HP | ぶんご大野里の旅公社公式ホームページ |
電車・バスで | JR菅尾駅から徒歩20分分 |
ドライブで | 大分自動車道大分米良ICから約23.6km |
駐車場 | 20台/無料 |
問い合わせ | ぶんご大野里の旅公社 TEL:0974-35-3601 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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