用作公園

用作公園

豊後大野市朝地町にある紅葉の名所、用作公園(ゆうじゃくこうえん)。江戸時代初期の寛文4年(1664年)、岡藩3代藩主で、藩政の確立に努めた中川久清(なかがわひさきよ)が家老の中川平右衛門の別邸として下賜。岡藩の御客屋敷として、頼山陽ら、多くの文人墨客も訪れる名所的存在となっていました。

岡藩家老・中川平右衛門の別邸跡が紅葉の名所に!

用作公園

用作(ゆうじゃく)という名は、鎌倉時代前期の延応2年(1240年)、大野荘志賀村(現在の豊後大野市朝地町)の地頭となり、志賀氏を称した大友能郷(おおともよしさと、大友能直の8男)が当地に所有した、用作田に由来します。

この屋敷を賜った家老の中川平右衛門は屋敷以外にカエデや松などを植栽し、湧水を利用した人工池、鍛錬のための射撃場も建設。
岡藩の参勤交代の経路に位置するため、たびたび藩主も訪れています。

現在は2haほどが公園化され、11月中旬~下旬の紅葉の時期は、とくに見事な光景となります。
赤や黄色に染まる500本ものモミジやカエデと、湧水を引き入れた心字池、丹字池とが織りなす景色は、息を飲むほど。
例年11月にはもみじ祭りも開催され、期間中の週末には夜間ライトアップが実施されています。
また公園北側の台地には馬場と的場(射撃場)跡も現存。

用作公園
用作公園
名称 用作公園/ゆうじゃくこうえん
所在地 大分県豊後大野市朝地町上尾塚
関連HP ぶんご大野里の旅公社公式ホームページ
電車・バスで JR朝地駅からタクシーで5分
ドライブで 東九州自動車道大分光吉ICから約37km
駐車場 50台/駐車場
問い合わせ ぶんご大野里の旅公社 TEL:0974-35-3601
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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