近江大津宮(錦織遺跡)
天智6年(667年)、中大兄皇子(なかのおおえのおうじ)が飛鳥の地から近江国滋賀郡(現在の滋賀県大津市)に遷都した都が近江大津宮(おうみおおつのみや)。長らく、その場所は不明でしたが、昭和49年の発掘調査により大津市錦織…
天智6年(667年)、中大兄皇子(なかのおおえのおうじ)が飛鳥の地から近江国滋賀郡(現在の滋賀県大津市)に遷都した都が近江大津宮(おうみおおつのみや)。長らく、その場所は不明でしたが、昭和49年の発掘調査により大津市錦織…
奈良市今市町にある帯解寺(おびとけでら)は、天安2年(858年)創建の古刹で、創建当初は霊松山と呼ばれていました。文徳天皇の皇后、藤原明子(ふじわらのあきらけいこ)が本尊の子安地蔵菩薩(国の重要文化財)に祈願し、惟仁親王…
小野小町(おののこまち)ゆかりの京都市山科区小野御霊町に建つ随心院は、真言宗善通寺派の大本山で、本尊は如意輪観音坐像。寛仁2年(1018年)、仁海(にんがい)が建立した曼荼羅寺の塔頭が起源といわれ、中世には天皇の祈願所と…
明治時代を中心とする建築物を愛知県犬山市の入鹿池(いるかいけ)周辺のなだらかな丘陵地帯の景観を生かしながら移築・展示した野外博物館。解体される運命にあった建造物の中から価値あるものを選び順次移築復原し、移築された歴史ある…
品川沖の第二台場の西端に明治3年3月5日に初点灯したのが品川灯台。幕末に徳川幕府が米、英、仏、蘭の4か国と結んだ改税約書(江戸条約)によって建設が決まり、フランスとイギリスに、灯台のレンズや機械の購入や技術指導を依頼、明…
明治23年11月7日に、外国人の賓客が宿泊できる本格的な西洋式ホテルとして開業した帝国ホテル。初代の建物は大正8年に失火で焼失。その後、フランク・ロイド・ライト設計の本館「ライト館」が大正12年9月1日に竣工。昭和39年…
博物館明治村に移築された西郷隆盛の弟・西郷従道(さいごうじゅうどう・つぐみち=西郷從道)の邸宅。兄・隆盛が征韓論を唱えて下野した際も政府内に残り、内閣制度発足で初代海軍大臣になっています。明治10年代に建てられた洋館には…
周防灘(すおうなだ)の沖合3kmに373haの関門航路の浚渫土砂を使って人工島を築き、大型機の離着陸可能な2500mの滑走路を有する空港を建設したのが現在の北九州空港。平成18年3月16日に開港し、ジェイエア名古屋便が就…
香川県の小豆島にある小豆島町立の公園が道の駅小豆島オリーブ公園。 明治時代に日本で初めてオリーブの栽培に成功したオリーブ園に隣接、つまりは小豆島のオリーブ発祥の地一帯を整備した公園です。シンボル的な存在のギリシャ風車、石…
平安遷都1100周年を記念して明治28年に行なわれた「第4回内国勧業博覧会」のパビリオン(模造大極殿)として建てられたものを、明治26年に「大極殿建設ノ計画ヲ拡張シテ平安神社ト為スノ議」の建議により、博覧会後に平安神宮と…
山形県米沢市にある米沢藩主上杉家の墓所で、初代の上杉謙信から12代の斉定までが埋葬されているのが上杉家廟所(米澤藩主上杉家廟所)。もともと謙信の遺骸は米沢城本丸の御堂に安置され、現在の墓所のある地はいざという時の避難場所…
上杉神社は、上杉家の居城で米沢藩の藩庁だった米沢城本丸の奥御殿跡に鎮座する神社。米沢城跡は現在、松が岬公園となっていますが、米沢城の本丸跡ということでその中心に位置しています。米沢城本丸跡の6割を占めるという広大な境内で…
平治の乱で、父・義朝が知多半島で入浴中に暗殺され、源頼朝も死罪が確実視されていました。そんな世情の中、源頼朝は、平清盛の継母・池禅尼の命乞いで奇跡的に助命され、永暦元年(1160年)、伊豆国の蛭ヶ小島(ひるがこじま)に配…
慶応3年(1868年)11月に、横浜外国人居留地167番にJ.H.バラの依頼によって横浜在住の外国人のための礼拝所・日本人のための英語教場として、石造りの小会堂が建設されたのが始まりという歴史ある教会が、横浜海岸教会。明…
上野の寛永寺で謹慎する徳川慶喜は、慶喜護衛のために結成された精鋭隊のトップで旧幕臣の山岡鉄舟に、駿府(すんぷ=現・静岡市)に布陣する官軍・西郷隆盛を訪ねて、恭順の意思を伝えます。その会見が行なわれたのが現在の静岡駅前、上…
宇宙とエネルギーをテーマに、遊びながら科学が学べる体験型の科学館が中之島の大阪市立科学館。4階建てのフロア全体が、アミューズメント施設といえるくらいに工夫された展示内容で、ファミリーで科学に親しむには絶好の施設となってい…
創祀は仁徳天皇の御代という浜松市街にある古社で『延喜式神名帳』にある蛭田(ひるた)郷許部(こべ=現・浜松市中区小沢渡町)にあった許部神社(こべじんじゃ)がこの浜松八幡宮なのだとか。しかもこの浜松八幡宮の松が、浜松という地…
正長元年(1428年)、月窓義運禅師(げっそうぎうんぜんじ)が浜松に開山した曹洞宗の寺、西来院(せいらいいん)。本尊は釈迦牟尼仏。境内には徳川家康の正室・築山御前(つきやまごぜん=瀬名姫)の廟堂(月窟廟)、家康の異父弟・…