下沼公園

埼玉県東松山市にある農業用のため池を再生した公園が、下沼公園。東松山市内には今も100を超えるため池が現存していますが、貯水量2万立法メートルのため池が下沼。東武東上線・東松山駅に近い市街地にあり、周囲に桜が植栽され、絶好の散策、お花見スポットになっています。

桜の開花期には上沼公園とを結んで『東松山夢灯路』も開催

下沼公園の中心にある下沼を囲むように桜が植栽され、3月下旬〜4月上旬の開花期にはライトアップも実施されています。

その650mほど北にある上沼公園も、同様に桜が植栽され、ライトアップも同時期に実施されます。

上沼を男沼、貯水量の多い下沼を女沼ともいい、永禄12年（1569年）、上沼に身を投げた与四郎と、下沼に身を投げたその妻という『女男沼伝説』があり、桜のライトアップ時には、両方の沼をつなぐ遊歩道1600mに灯籠が灯される『東松山夢灯路』も行なわれています。

中の島には弁才天を祀る弁天堂があり、上沼の松山神社と、下沼の弁天堂を参拝すれば恋も成就すると伝えられています。

下沼は、往時、西の箭弓稲荷神社、東の坂東三十三観音（坂東三十三箇所）の吉見観音（安楽寺）へ通じる巡礼道沿いに位置していました。
下沼の南岸には、文化3年（1806年）建立の石橋供養塔が立っています。
右側面に「箭弓道」と記されているのは、西に進めば箭弓稲荷神社がある巡礼道だったから。

上沼公園

埼玉県東松山市にある農業用のため池を再生した公園が、上沼公園。東松山市内には今も100を超えるため池が現存していますが、貯水量1万1600立法メートルのため池が上沼。東武東上線・東松山駅から徒歩15分ほどの市街地にあり、周囲に桜が植栽され、