滋賀県長浜市木之本町、北国街道(ほっこくかいどう)の木之本宿にある昔ながらの醤油醸造所が白木屋醤油店。北国街道に面して建つ建物は、江戸時代後期の天保年間(1830年〜1844年)築の旅籠(はたご)建築で、白木屋醤油店主屋として国の登録有形文化財に指定されています。
江戸時代に旅籠だった商家建築が現存!
江戸時代には農家を営みながら「白木屋九朗左衛門」という屋号で旅籠を営み、通常は商人などが、参勤交代時には足軽などの宿泊所になっていました。
幕末に参勤交代の廃止で醤油醸造に転じたのです。
建物は、木造2階建て平入りで、木之本宿では標準的な規模の町家。
元治元年(1864年)の『宿内絵図』の同位置に同じ平面の建物が描かれているので、それ以前の築であることがわかります。
白木屋の看板は、近年のものですが、欅(けやき)の一枚板を使った豪華なもの。
白木屋醤油店で醸造される手づくりの醤油は、「煮物に使えば色つやが出、さらに冷や奴などでは食材が引き立つ」とのこと。
醤油は、諸味(もろみ)の割合が多い順に、寿・松・竹・並の3タイプが用意されているので好みに応じて購入を。
観光客には一升瓶で購入しても使い切れないので、300ml入りの小瓶が人気。
白木屋醤油店 | |
名称 | 白木屋醤油店/しらきやしょうゆてん |
所在地 | 滋賀県長浜市木之本町木之本932 |
電車・バスで | JR木ノ本駅から徒歩7分 |
ドライブで | 北陸自動車道木之本ICから約1km |
駐車場 | 木ノ本駅駐車場・観光駐車場を利用 |
問い合わせ | 白木屋醤油店 TEL:0749−82−2048 |
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