湖北観光情報センター(旧四居家住宅)

湖北観光情報センター(旧四居家住宅)

滋賀県長浜市、長浜市の中心部・元浜町にある商家を再生した観光ガイダンス施設が湖北観光情報センター(旧四居家住宅)。旧四居家住宅主屋は、間口5間半、奥行7間の大規模な町家。18世紀初めに建てられたた現存する長浜最古の町家で、国の登録有形文化財に指定されています。

現存する近江長浜最古の町家

湖北観光情報センター(旧四居家住宅)

四居家(よついけ)は、羽柴秀吉(はしばひでよし)が長浜城の城主となった際、小谷城下の伊部町から一緒に移住してきたと伝わる家系。
代々、油屋治兵衛(四居治兵衛)を襲名して16代続いた油商で、江戸時代には長浜町米札小引替所御用掛や物主役・御仕法引替役を歴任し、彦根藩への上納金により苗字帯刀を許されていました。

平成12年に主屋と土蔵が長浜市に寄贈され、平成16年から湖北観光情報センターとして活用されています。
平成21年に通りに面した正面側にバッタリ床几(ばったりしょうぎ=狭いスペースを有効活用する工夫で、畳んで収納できる縁台)と蔀戸(しとみど)を並べた建築当初の姿に復原されています。

そんな町家(旧四居家住宅主屋)を再生し、ギャラリー、観光案内所とした施設が湖北観光情報センターで、長浜観光ボランタリーガイド協会の申し込み受付所にもなっています。

平成25年10月22日に四居家の土蔵を改修する際、工事に備えて2階から「からくりタンス」を下ろす際に、「からくりタンス」内で金属音がしたため、曳山博物館の中嶌誠一館長らがタンスの内部を調査。
すると慶長小判2枚など江戸時代の小判15枚を含む江戸~明治時代の金銀貨幣、計85点(現在の貨幣価値に換算すると2000万円)が発見されたのです(蔵の所蔵品は寄贈時にすべて長浜城歴史博物館の所蔵品と決まっています)。

湖北観光情報センター(旧四居家住宅)
名称 湖北観光情報センター(旧四居家住宅) /こほくかんこうじょうほうせんたー(きゅうよついけじゅうたく)
所在地 滋賀県長浜市元浜町14-12
電車・バスで JR長浜駅から徒歩10分
ドライブで 北陸自動車道長浜ICから約3.5km
駐車場 なし
問い合わせ 湖北観光情報センター TEL:0749-65-0370
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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