旧八幡郵便局

旧八幡郵便局

滋賀県近江八幡市仲屋町にある歴史的建造物が旧八幡郵便局。地元近江八幡を中心に活躍したウィリアム・メレル・ヴォーリズの設計で、大正10年築。昭和36年春まで郵便局の局舎として使用されていましたが、現在は多目的スペースとして活用されています。国の登録有形文化財。

NPOヴォーリズ建築保存再生運動が復原

近江八幡の郵便局は、明治5年2月1日、八幡郵便取扱所として開設。
明治24年に電報などの電信業務も取り扱うことから、八幡郵便電信局(明治36年、八幡郵便局に改称)となっていますが、ヴォーリズ設計の建物が建てられた大正時代も、郵便だけでなく電報業務も取り扱っていました。
昭和36年4月10日、近江八幡郵便局(昭和24年から近江八幡郵便局と呼称)が近江八幡市仲屋町から同市宇津呂町に移転したことで、役割を終えています。

郵便局として使われなくなった後に、民間の手に移り、玄関部分が取り壊されていましたが、平成16年、地元の特定非営利活動法人ヴォーリズ建築保存再生運動一粒の会によって再生されています(NPO一粒の会の事務所も入所)。

なお、滋賀県内にヴォーリズ建築の郵便局は、旧八幡郵便局のほかに旧今津郵便局(高島市今津町/昭和11年築/国の登録有形文化財)、旧醒井郵便局(米原市/大正4年築/国の登録有形文化財)があり、とくに旧今津郵便局は内部が受付カウンターを除いて往時のままに残されています。

近江八幡はヴォーリズゆかりの地

明治38年、滋賀県立商業学校(現滋賀県立八幡商業高等学校)の英語教師として来日したウィリアム・メレル・ヴォーリズは、村田幸一郎、吉田悦蔵らとともに近江八幡にヴォーリズ合名会社(のちの近江兄弟社)創立し、メンソレータムを普及させた実業家ですが、同時に建築家でもあり、自身も伝道に従事した日本基督教団の教会、学校建築、そして滋賀県内では郵便局など数多くの建築物の設計を行なっています。

とくに近江八幡には、ヴォーリズ建築の第一作となる明治39年築の近江八幡YMCA会館、近江ミッション納骨堂(恒春園)、旧近江サナトリウム(ヴォーリズ記念病院礼拝堂)、日本基督教団近江金田教会という教会関係、旧ウォーターハウス邸、旧吉田邸、ダブルハウスなどが建つ池田町洋館街、旧ヴォーリズ夫妻自邸(ヴォーリズ記念館)、旧忠田邸(クラブハリエ日牟禮館)、旧伊庭家住宅などの個人宅、学校建築の清友園幼稚舎・体育館(ハイド記念館・教育会館)が現存し、「ヴォーリズ建築密集地帯」になっています。

旧八幡郵便局
名称 旧八幡郵便局/きゅうはちまんゆうびんきょく
所在地 滋賀県近江八幡市仲屋町中8
電車・バスで JR近江八幡駅から近江鉄道湖国バスで7分、大杉町八幡山ロープウェー口下車、徒歩2分
ドライブで 名神高速道路竜王IC、蒲生スマートICから約12km
駐車場 なし/周辺の有料駐車場を利用
問い合わせ ヴォーリズ建築保存再生「一粒の会」 TEL:0748-33-6521/FAX:0748-33-6521
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
旧今津郵便局

旧今津郵便局

滋賀県高島市今津町のヴォーリズ通りにある昭和11年築のレトロな郵便局舎の建物が、旧今津郵便局。正面に切妻屋根で半円アーチの玄関が付いたお洒落な建物で、設計はウィリアム・メレル・ヴォーリズ(William Merrell Vories)。国の

醒井宿資料館・旧醒井郵便局

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滋賀県米原市醒井、中山道江戸から数えて61番目の宿場町として栄えた醒井宿(醒ヶ井宿/さめがいじゅく)。JR東海道本線醒ヶ井駅から醒井宿の中山道に向かう大正通りに建つ、旧醒井郵便局を再生したのが醒井宿資料館。大正4年築のレトロな擬洋風建築で、

 

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