永源寺ダム（永源寺湖）

大雨が降ると洪水を起こし、逆に日照りが突くと渇水状態になるというのが鈴鹿山脈を源に、琵琶湖に流れ出す愛知川（えちがわ）。農業用水の供給と発電が目的の利水専用ダムとして昭和47年に完成した永源寺ダム（永源寺湖）です。コンクリート（ダム右側）、土と岩（左側）という全国的に珍しいコンクリート重力式とロックフィルの複合ダムです。

永源寺湖は「ダム湖百選」に選定

堤高73.5m、堤長392mで、ダムの落差を利用し関西電力永源寺発電所で水力発電が行なわれています。
ダムによって生まれたダム湖が永源寺湖で、98.4haという広い面積の湖となり、25mプール5万4000杯の貯水量を有しています。
永源寺湖は財団法人ダム水源地環境整備センターが選定する「ダム湖百選」に選定（湖畔にダム湖百選認定プレートが置かれています）。
滋賀県で「ダム湖百選」に選定されるのは永源寺湖だけ（近畿全体で虹の湖、天若湖、知明湖、布引貯水池、池原貯水池、椿山ダム湖と椿山ダム湖椿山ダム湖椿山ダム湖椿山ダム湖7ヶ所しかありません）。

湖全体が鈴鹿国定公園のエリア内で、ダムの周回道路には桜の木が多数植えられ、春には永源寺と同様に花見も楽しめます。

上流から流される流木が貯まることが多く、その流木は無料で配布されています。
永源寺ダム管理支所2階事務室でダムカードも配布（9:00～17:00）。

永源寺

2018年9月11日