滋賀県米原市、世界一という積雪記録を有する伊吹山の北、岐阜県(揖斐高原)との県境近くにあるスキーリゾートが、グランスノー奥伊吹。関西を代表するスキー場のひとつで、例年12月中旬頃にオープンして早期に初滑りが楽しめ、4月中旬頃まで滑走が可能です。
12月中旬〜4月中旬に滑走可能で、良質な雪も自慢
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地球温暖化対策としてイタリアのテクノアルピン社製人工造雪機(アイスクラッシャー)、アメリカSMI社製の人工降雪機など全35基という人工降雪機を備え、例年12月中旬の土曜日にオープン。
平均斜度30度のモーグルバーン、雄大なパノラマが広がる天狗岩コース、ダイナミックコース、ビギナーゲレンデ、ちびっこゲレンデなど全14コースあり、初級者から上級者まで楽しめる関西で最大級のスキー場です。
なかでも「Heavenly46°」は、日本一となる46度の斜度を有するコースで、上級者のみがチャレンジできる難関。
積雪量も1m〜2mを誇り、雄大な琵琶湖や北アルプスを眺望するのも自慢のひとつ。
大阪、京都、名古屋などにも近いことから、手ぶらで行けるスキー場をPRし、ウェア、スキー・スノーボード板、スキー・スノーボードブーツ、スキーストックなどを直営レンタルショップでレンタル(グローブ、帽子は販売、Web予約も可能)。
キッズパークではソリの無料貸し出しもあり、ファミリーにも人気があります。
「フードパークピステ」、「フードコート」もあり、近江牛などを味わうことが可能。
グランスノー奥伊吹は、昭和45年12月5日に開設された歴史あるスキー場(昭和54年から国設奥伊吹スキー場と呼称)。
令和元年の開業50周年で、グランスノー奥伊吹に変更しています。
グリーンシーズンにはモーターパーク(サーキット、おもにジムカーナ・ドリフト競技)を営業。
ちなみに伊吹山周辺は、若狭湾で発生した雪雲(日本海には温かい対馬暖流が流れています)が太平洋側に抜ける際に伊吹山でぶつかる形で大雪をもたらすというメカニズムで、昭和2年2月14日に伊吹山の山頂は、11m82cmという世界記録となる積雪を観測、この歴代1位の豪雪記録は今の破られていません。
それでも気象台のある彦根市では、100年前と比較して平均気温2.5度上昇し、伊吹山の生態系にも温暖化の影響が現れるほどに。
グランスノー奥伊吹では、11月中旬頃に初雪を見るものの、人工降雪機を投入して、ほかのスキー場よりもいち早くスキーが楽しめるようにしているのです。
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グランスノー奥伊吹 | |
名称 | グランスノー奥伊吹/ぐらんすのーおくいぶき |
所在地 | 滋賀県米原市甲津原奥伊吹 |
関連HP | グランスノー奥伊吹公式ホームページ |
電車・バスで | JR米原駅からシャトルバスで25分、または、JR近江長岡駅からシャトルバスで30分 |
ドライブで | 名神高速道路関ケ原ICから約31km |
駐車場 | 2700台/有料 |
問い合わせ | グランスノー奥伊吹 TEL:0749-59-0322 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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