首位はなんと1.8kmしかない！　新幹線の駅間距離が短い区間TOP10

新幹線の駅間距離のランキングです。料金計算に使われる営業キロ（並走する在来線の距離が基本）と、実際の走行距離のTOP10を紹介します。営業キロの1位は、ガーラ湯沢スキー場の営業に合わせて運転される上越新幹線・越後湯沢駅～ガーラ湯沢駅間で、わずか1.8kmしかありません。

営業キロの短い区間 TOP10

まずは、営業キロでのランキングです。
営業キロというのはたとえば、東京〜熱海を東海道本線、東海道新幹線で移動する際に、乗車券を購入すると同一料金ですが、実際には在来線と新幹線は別ルートを走るので（一般的には新幹線のほうが直線ルートなので距離が短くなっています）、距離は異なりますが、運賃計算上は同一の路線として営業キロを定めています（100m未満の端数を四捨五入）。

営業キロでいえば、冬季（ガーラ湯沢スキー場営業期間）に運行される上越新幹線の越後湯沢駅～ガーラ湯沢駅が1.8km、所要3分で最短。
越後湯沢～ガーラ湯沢間の特急料金は大人100円、小人50円と、遊園地の乗り物のような料金設定で、JRでは最安の特急料金です。

乗車券は150円なので、この区間のみ乗車すれば250円ということに。
ただし、この区間は運用上は上越新幹線ですが、厳密にいえば上越線の支線の扱いになっています。

2位は東京駅〜上野駅。
この区間は並走する山手線、京浜東北線、上野東京ラインが路線としては東北本線であるように、新幹線も東北新幹線に上越新幹線、北陸新幹線が乗り入れる形です。
乗車券は170円ですが特急料金は自由席で880円、指定席だと2800円もかかるので、乗る人はまずいません。

順位	区間	路線名	区間距離所要
1	越後湯沢駅～ガーラ湯沢駅（冬季限定）	上越新幹線（上越線の支線扱い）	1.8km 3分
2	東京駅〜上野駅	東北新幹線（北陸・上越新幹線が乗り入れ）	3.6km 5分
3	東京駅～品川駅	東海道新幹線	6.8km 6分
4	新鳥栖駅～久留米駅	九州新幹線	7.1km 4分
5	新尾道駅〜三原駅	山陽新幹線	11km 6分
6	北上駅～新花巻駅	東北新幹線	12.5km 7分
7	久留米駅～筑後船小屋駅	九州新幹線	15.8km 6分
8	新水俣駅～出水駅	九州新幹線	16.0km 6分
9	熱海駅～三島駅	東海道新幹線	16.1km 7分
10	水沢江刺駅～北上駅	東北新幹線	17.4km 7分

実キロの短い区間 TOP10

営業キロで首位だった越後湯沢駅～ガーラ湯沢駅は、上越新幹線の保線基地への引き込み線を利用した営業線（上越線の支線扱い）のため、実キロの設定がありません。
そのため首位に躍り出るのが東京駅〜上野駅の3.6kmです。
新幹線は並走する在来線に比べてかなり実際の距離は短くなっているため、営業キロと見比べてもかなり順位の変動があります。

順位	区間	路線名	区間距離所要
1	東京駅〜上野駅	東北新幹線（北陸・上越新幹線が乗り入れ）	3.6km 5分
2	新鳥栖駅～久留米駅	九州新幹線	5.7km 4分
3	東京駅～品川駅	東海道新幹線	6.6km 6分
4	新尾道駅〜三原駅	山陽新幹線	10.5km 6分
5	筑後船小屋駅～新大牟田駅	九州新幹線	11.9km 6分
6	北上駅～新花巻駅	東北新幹線	14.5km 7分
7	熱海駅～三島駅	東海道新幹線	15.9km 7分
7	久留米駅～筑後船小屋駅	九州新幹線	15.9km 6分
9	新水俣駅～出水駅	九州新幹線	16.0km 6分
10	新大牟田駅〜新玉名間駅	九州新幹線	16.5km 7分