島根県雲南市大東町須賀にある神社が須我神社(すがじんじゃ)。素戔嗚尊(須佐之男命/すさのおのみこと)は、八岐大蛇(やまたのおろち)を退治した後、稲田姫命(いなたひめのみこと)と結ばれ初めて宮作りを行なう。これが「日本初之宮」とされている須我神社で、境内にもその碑が立っています。
「日本初之宮」とされる古社
「日本初之宮」という須我神社は、夫婦円満、児授かり、出産の守護と除災、招福の守護が授かる神様として尊崇されています。
須賀という地名は素戔嗚尊が八岐大蛇を退治し、「気分が清々(すがすが)しくなった」ことに由来するとも。
また須我神社の鎮座する地で、素戔嗚尊が美しい雲の立ち昇るのを見て、「八雲立つ 出雲八重垣 つまごみに 八重垣つくる この八重垣を」と歌ったとされることから、「和歌発祥の地」ともいわれています(『古事記』では「伊豆毛」、『日本書紀』では「伊弩毛」と表記)。
ただし、奈良時代編纂の『出雲風土記』には、「所以号出雲者、八束水臣津野命、詔八雲立詔之。故云、八雲立出雲」と、八束水臣津野命(やつかみずおみつぬのみこと)が「八雲立つ」と発したことを出雲と名付けた根拠。
山腹の原始信仰を物語る巨石(夫婦岩)、大中小3つの磐座(いわくら)は、古代における須我神社の社地であり、現在では須我神社奥宮となっています。
名称 | 須我神社/すがじんじゃ |
所在地 | 島根県雲南市大東町須賀260 |
関連HP | 須我神社公式ホームページ |
電車・バスで | JR松江駅から一畑バス大東行きで、須我下車、徒歩3分 |
ドライブで | 松江自動車道三刀屋木次ICから約17km |
駐車場 | 30台/無料 |
問い合わせ | TEL:0854-43-2906/FAX:0854-43-5162 |
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