宍道湖

宍道湖

島根県松江市と出雲市にまたがる湖が宍道湖(しんじこ)。大橋川、中海(なかうみ)、境水道を通して日本海と接続するため塩分があり、汽水湖の分類。湖面面積79.25平方キロは、国内で7番目の巨大な湖ということに。漁業資源に恵まれ、「宍道湖七珍」(しんじこしっちん)で有名。湖の東岸は松江市街で、松江しんじ湖温泉が観光の基地になっています。

嫁ヶ島に沈む夕日を見物しよう!

宍道湖唯一の島が松江沖の嫁ヶ島(よめがしま)。
嫁ヶ島に落ちる夕日も美しく、湖岸を走る国道9号沿いに整備された袖師公園(そでしこうえん)、その北側、島根県立美術館前の岸公園あたりが夕景を眺めるビューポイントになっています。

内陸にありますが、中海(なかうみ)同様にかつては入江だったという海跡湖です。

湖岸にはヨシが生育し、キンクロハジロ2万羽の越冬地として知られ、宍道湖国指定鳥獣保護区(集団渡来地)としてラムサール条約(特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約)の登録湿地にもなっています。

宍道湖の北岸には松江しんじ湖温泉と出雲大社を結ぶ一畑電車(いちばたでんしゃ)が通り、途中には「花と鳥の楽園」松江フォーゲルパークがあります。

宍道湖の自然に関しては、「島根県立宍道湖自然館ゴビウス」(出雲市)で学ぶことができるほか、宍道湖西岸にある野鳥観察舎が整備された「宍道湖グリーンパーク」でバードウォッチングが可能です。

湖上遊覧は、宍道湖遊覧船「はくちょう」が松江市街の大橋川沿いの第1乗船場、第2乗船場から出航、嫁ヶ島などを周遊します。
シジミ漁を間近で見る「爽朝クルージング」も実施。

「宍道湖七珍」とは!?

宍道湖で獲れるスズキ(3月~12月)、モロゲエビ(ヨシエビ)、ウナギ(4月~12月)、アマサギ(ワカサギ/10月15日~3月)、シラウオ(11月15日〜5月)、コイ(2月前後が美味)、シジミ(ヤマトシジミ)の7種が「宍道湖七珍」(頭文字をとって「すもうあしこし」)。
とくにシジミは有名で、シジミ漁(手掻き、機械掻き)の船を目にすることもできます。
シジミの旬は、産卵のために身が肥えた7月前後と1月~3月の厳冬期の「寒シジミ」。
宍道湖漁業協同組合では直売所でも販売しています。

宍道湖
宍道湖七珍
名称 宍道湖/しんじこ
所在地 島根県松江市・出雲市
関連HP 松江観光協会公式ホームページ
ドライブで 山陰自動車道松江東IC、松江玉造IC、宍道ICなど利用
問い合わせ 松江観光協会 TEL:0852-27-5843/出雲観光協会 TEL:0853-53-2112
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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