近藤ヶ浜ハマナス自生地

近藤ヶ浜ハマナス自生地

島根県大田市静間町垂水地区にあるハマナス自生地は、日本海側のハマナスの西限地として島根県の天然記念物に指定されています。静間小学校近くの近藤ヶ浜の海浜砂丘地帯の崖下に自生するもので、竹垣に囲まれたなか、ハマナスが花や真紅の実を付けているのを観察できます。

ハマナスの西限地として島根県の天然記念物に

近藤ヶ浜ハマナス自生地

大田市静間町で国道9号から島根県道287号(静間久手停車場線)に入り、静ヶ窟、静間小学校の標示に従えば、500mほどで(勝間小学校を越えた先)、駐車スペースがあります。
ここから海岸へと踏み跡を下れば、海岸近くに近藤ヶ浜ハマナス自生地があり、柵の中にハマナスが自生しています。

静間という地名は、出雲神話で大国主命と少名彦命が仮居としたとされる魚津地区の海岸にある海食洞・静之窟(しずのいわや)に由来する名。
近藤ヶ浜ハマナス自生地入口の駐車スペースからさらに車道(幅員が狭いので運転は慎重に)を500mほど進めば静之窟です。

ちなみに国の天然記念物に指定される日本海側の「ハマナスの南限自生地」は鳥取県の白兎海岸で、大正時代に内務省が各県にハマナスの自生地の調査を指示し、南限として特定したもの。

近藤ヶ浜ハマナス自生地
名称 近藤ヶ浜ハマナス自生地/こんどうがはまはまなすじせいち
所在地 島根県大田市静間町
ドライブで 山陰自動車道出雲多伎ICから約21km
駐車場 5台/無料
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
ハマナス自生南限地帯(鳥取市)

ハマナス自生南限地帯(鳥取市)

鳥取県鳥取市にある国の天然記念物に指定されるのがハマナス自生南限地帯。ハマナスは、日本海側では鳥取県白兎海岸の東部が南限で大正11年3月8日、当時の内務省によって太平洋側の南限地の現・茨城県鹿嶋市とともに国の天然記念物「ハマナス自生南限地帯

静之窟

静之窟

島根県大田市静間町の海岸にある海蝕洞が静之窟(しずのいわや)。高さ15m、幅30m、奥行45mの海蝕洞で、出雲神話で大国主命(おおくにぬしのみこと)と少彦名命(すくなひこなのみこと)が国造りの際に石窟を仮住まいとしたという伝承があります。崩

 

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