島根県松江市石橋町にある挽きたて、打ちたて、茹でたて(3たて)にこだわる出雲そばの店が出雲そばきがる。玄そばも、地元の松江市で採れた「玄丹そば」(地域ブランド)を中心に、大山山麓など、地元にこだわっています。店内で石臼挽きにし、早朝からその日の分だけ手打ちしています。
3代目店主が守る、伝統の出雲そば
出雲そばは、松平直正(まつだいらなおまさ)が信濃・松本藩から寛永15年(1638年)、出雲・松江藩に加増転封された際に、そば職人を信州から連れて来たことに始まると伝えられ、実は、松江城下がルーツ。
昭和5年創業の老舗が、出雲そば きがる。
店名のきがるは、初代の西村虎之助氏が、達磨大師の「七転び八起き」にかけて、苦難な時にもいつも立っていること、そして「気軽に味わって欲しい」という意を込めて「起ヶ留」と名付けたことに由来。
当主は、3代目となる西村保則さん。
「そば殻ごと石臼でじっくり挽いた挽きぐるみが伝統なので、のどごしを楽しむ更科(さらしな)などとは異なり、噛んでその素朴な風味を楽しんでもらいたい」とのこと。
出汁(だし)も鰹節、昆布などを使って化学調味料は不使用。
地元の再仕込み醤油と味醂、調理酒でつくるという伝統の技。
風味の強いそばに負けないため、力強く主張があるそばつゆになっています。
出雲そばきがるでも伝統の「割子そば」(そばに好みの薬味をのせて、つゆを直接かけて味わうそば)、そして「釜揚げそば」(茹でたそばを水で洗わずに器に入れ、 そば湯とつゆを張って出す温かいそば)が味うことができます。
「出雲の寒い冬には、この釜揚げもおすすめです」と西村さん。
玄そばにこだわり、石臼引きというプライドから、そば粉と水だけで練り上げた「特製そばがき」もあり、そば好きを唸らせています。
土・日曜、祝日限定で、「そば茶飯」も用意。
18:00以降、そばが無くなると早めに閉店することもあるので、夕方は要注意。
出雲そば きがる | |
名称 | 出雲そば きがる/いずもそば きがる |
所在地 | 島根県松江市石橋町400-1 |
関連HP | 出雲そば きがる公式ホームページ |
ドライブで | 松江だんだん道路川津ICから約3.8km。山陰自動車道松江玉造ICから約6.5km |
駐車場 | 8台/無料 |
問い合わせ | 出雲そば きがる TEL:0852-21-3642 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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