JR東日本「福井へ一直線」のポスターに登場の夕焼けの断崖は、東尋坊

福井へ一直線・東尋坊

JR東日本が2024年2月9日(金)~9月中旬頃の間、北陸新幹線金沢~敦賀間開業に合わせたプロモーションの一環で、「福井・加賀へ一直線」のポスターが掲出されます。海岸の断崖で、夕焼けを眺めるドラマのワンシーンのような景観は、東尋坊(とうじんぼう)です。

「柱状節理世界三大絶勝」とも称される景観は夕暮れがおすすめ

福井へ一直線・東尋坊
真ん中のポスターが、「福井へ一直線」東尋坊の夕景

サスペンスドラマなどに度々登場するのが福井県坂井市の景勝地、東尋坊。
北前船の寄港地として栄えた越前三国(えちぜんみくに)のすぐ北にあり、世界有数の柱状節理は、国の天然記念物・名勝、日本の地質百選、越前加賀海岸国定公園の特別保護地区にも選定されています。

これだけ大規模なデイサイト(dacite=火成岩の一種)の柱状節理は珍しいと、近年、朝鮮半島の金剛山、スカンジナビアのノルウェー西海岸と並んで、世界的に注目される地となっています(「柱状節理世界三大絶勝」)。

1300万年前〜1200万年前に、マグマ(安山岩溶岩)が地表近くまで上昇し、地中の中で冷えて固まる際、五角形や六角形の柱状になったもの。
地殻変動でそのマグマの塊が海岸に露出、柔らかい部分が削られて、現在の地形ができたのです。
つまり、海岸の断崖は、柱状節理の柱が節理に沿って崩れ落ち、絶壁を形成したもの。

福井県の話では、荒磯遊歩道(ありそゆうほどう)を使って「日本海の荒波によって生まれた絶壁の上を歩く」、「遊覧船に乗って海上から眺める」、「東尋坊タワーから見下ろす」などの楽しみ方があるそうですが、おすすめの時間帯は、夕暮れ時。
西陽が当たると、柱状節理の節理がはっきりと浮かび上がりで、迫力を増すのです。

また、太陽が水平線に沈んだ直後、緑色の光が一瞬だけ放たれる現象「グリーンフラッシュ」も年に数回ですが観察されています。
海岸の背後に常緑樹や落葉樹が茂るのは沖を対馬暖流が流れる比較的温暖な海洋性気候のせい。

東尋坊へは、北陸新幹線芦原温泉駅からバス利用が便利(福井駅からえちぜん鉄道で三国駅まで行き、そこからバス利用の手もあります)。
芦原温泉駅〜東尋坊は京福バスで59分。
東京〜芦原温泉は、北陸新幹線利用で、最短2時間51分(通常は3時間7分)。

東尋坊で夕焼けを眺め、東尋坊・三国周辺での宿泊するプランがおすすめです。

福井へ一直線・東尋坊
福井へ一直線・東尋坊
東尋坊の台地上には東尋坊商店街、そして東尋坊タワーが
JR東日本「福井へ一直線」のポスターに登場の夕焼けの断崖は、東尋坊
関連HP 福井・敦賀まで一直線で楽しみ方が広がる北陸旅行
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