毎年8月13日9:00〜20:45、広島県大崎上島町の白水港周辺で『ひがしの住吉祭』が行なわれます。島にあった住吉神社の祭礼行事を受け継いだもの。メインイベントである櫂伝馬競漕は、江戸時代末にはすでに始まっていたもので、白熱した競漕を繰り広げます。20:15〜は花火も予定されています。
地区のプライドをかけての櫂伝馬競漕がメイン
文政2年(1827年)、大坂(現・大阪市)の住吉大社から分霊を勧請して創建した住吉神社の祭礼行事でしたが、明治43年に古社八幡神社(大崎東明神)に合祀されたため(現・沖浦恵美須神社本殿は、かつての住吉神社本殿)、その祭礼行事である櫂伝馬競漕だけが存続したもの。
櫂伝馬は、水軍の早船として利用された小型の船で、住吉祭の御座船を曳航することを本来の任務としていました。
その後、競漕という意味合いが強くなりました。
櫂伝馬競漕では、櫂伝馬に乗船する片舷7人ずつ14人の漕手により、船尾部の太鼓に合わせて櫂を合わせ、最高責任者の船頭の指示でコース取りをして、順位を競います(船頭、太鼓打ちなど18人が乗船)。
「大崎上島の男たちは、一年中、櫂伝馬競漕のことを考えて暮らしている」というほどのプライドを掛けてのレースが展開します。
島内4地区選出の4艇が、地区の威信をかけたレースを争います。
大崎上島では、木江(きのえ)地区でも、木江厳島神社の夏の例祭『木江十七夜祭』(じゅうしちやさい)で櫂伝馬競漕が行なわれています。
ひがしの住吉祭|大崎上島町 | |
開催日時 | 毎年8月13日9:00〜20:45 |
所在地 | 広島県豊田郡大崎上島町東野6625-1 |
場所 | 白水港周辺 |
関連HP | 大崎上島町観光協会公式ホームページ |
電車・バスで | 竹原港からフェリーで約30分の白水港から徒歩すぐ |
ドライブで | 垂水港から約1.7km |
問い合わせ | 大崎上島町観光案内所 TEL:0846-65-3455/FAX:0846-65-3522 |
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