乗鞍岳ご来光バス(松本市・乗鞍高原)|2019

2019年7月13日(土)~9月16日(月・祝)、乗鞍岳ご来光バスを運行。信州で「他力登山」で雲上に達し、ご来光を仰ぐスポットといえば、バスで登ることができる乗鞍岳・畳平と、ロープウェイの中央アルプス・千畳敷カール(駒ヶ根市)、立山黒部アルペンルートの大観峰(富山県立山町)が3大スポット。なかでも人気の避暑地・乗鞍高原からの「乗鞍岳ご来光バス」は大注目のバス。

防寒に留意してご来光バスに乗車を!

この日はちょうど霧ヶ峰の上から太陽が昇りました
この日はちょうど霧ヶ峰の上から太陽が昇りました

「そのまま登山やお花畑見学を続行されてもいいですし、シャトルバスで下山して、宿泊施設で朝食を召し上がることもできます。宿泊先の各宿にご相談ください」(のりくら高原観光案内所)

始発は観光センター前で、通常の路線バスと同様に鈴蘭、スキー場前、すずらん橋、休暇村(休暇村乗鞍宿泊者はここで乗車)、東大ヒュッテ口、三本滝、大雪渓・肩の小屋口、「標高2716m」バス停(県境ゲートに設置のバス停)、終点・乗鞍山頂(畳平)の順に停車します。

夏休み期間中は、観光センター前3:40発で、乗鞍山頂(畳平)4:30着。
9月は、観光センター前4:10発で乗鞍山頂(畳平)5:00着。

「夏でも明け方の気温は10度以下、稜線は強風により体感温度がさらに下がります。ダウンジャケット・手袋・帽子などの防寒具を必ずお持ちください」
ダウンジャケット!? とお思いの方も多いでしょう。しかし温度が10度で風速が10mなら(乗鞍岳は独立峰で風が強い)、体感気温は0度。お盆をすぎれば氷点下になることもあるのでファミリーはとくに防寒に留意を。

大黒岳のなだらかな山頂部
大黒岳のなだらかな山頂部

ご来光スポット・オススメ1位は大黒岳

まずはおすすめ度ナンバーワンは大黒岳。このバスがないときには、わざわざ畳平に宿を取り、30分ほど歩きましたが、それも昔話に。
長野・岐阜県境、車で登れる日本最高所の「標高2716m」バス停で下車し、進行方向右側の山が大黒岳。
バス停から10分ほどで山頂に到達します(県境の少し岐阜県側に登り口があります)。
山頂一帯はなだらかで、「大黒岳園地」と通称されています。
わずか10分だけの登りですが、とくに槍穂高連峰側(北アルプス側)の眺望がワイドに広がり、日本アルプス屈指の絶景が待っています。
眼下には乗鞍山腹のハイマツやダケカンバの樹海が広がります。
北アルプスはもちろん、八ヶ岳、南アルプス北岳(北岳の左に富士山)、甲斐駒ヶ岳まで指呼のうちです。

大黒岳
大黒岳はご来光を眺めるナンバーワンの場所
大黒岳

大黒岳

2018年8月5日

ご来光スポット・オススメ2位は富士見岳

「標高2716m」バス停で下車し、大黒岳とは反対側、進行方向左側の山が富士見岳です。
バス停から10分ほどで山頂に登れますが、大黒岳より少し標高が高い分だけ急な登りとなります。
大黒岳より標高が高い分だけ、より山波が見渡せますが、焼岳、槍穂高側の谷は大黒岳の陰になります。
逆に乗鞍岳側は遮るものがないため、登山道をしっかり眺めることも可能です。
眼下に、今登ってきた乗鞍エコーラインの車道とハイマツの樹海がワイドに広がります。

富士見岳
乗鞍エコーライン15号カーブから富士見岳を眺望
富士見岳からのパノラマ
富士見岳からのパノラマ
富士見岳

富士見岳

2018年8月5日

ご来光スポット・オススメ3位は大雪渓・肩の小屋口バス停

「近くに避難小屋やトイレがあるので安心してご来光を待つことができます」というのが、大雪渓・肩の小屋口バス停。
バスから降りた場所でご来光を眺めることができるので、風が強い日などはここがおすすめ。
それでも背後は大雪渓。周囲は高山帯のハイマツ帯なので防寒はしっかりと。

乗鞍大雪渓直下の大雪渓・肩の小屋口バス停
乗鞍大雪渓直下の大雪渓・肩の小屋口バス停
乗鞍大雪渓

乗鞍大雪渓

2018年8月5日

ご来光スポット・オススメ4位は県境ゲート

「標高2716m」バス停で下車し、そのままご来光を待ちます。バスは畳平に向かって走るので、バス車内で待つことはできませんが富士見岳と大黒岳の鞍部にあたるので南北からの風は防ぐことができます。
東側は開けているので、日の出はバッチリと眺めることができます。

2216mバス停
乗鞍エコーラインの県境ゲート(2216mバス停)

車で登れる日本最高所は乗鞍エコーライン(標高2716m)

2016年8月10日
乗鞍岳ご来光バス(松本市・乗鞍高原)|2019
運行日 2019年7月13日(土)~9月16日(月・祝)
時間 7月14日(土)〜7月22日(日)観光センター前3:30発/乗鞍山頂(畳平)4:20着
7月23日(月)〜8月31日(木)観光センター前3:40発/乗鞍山頂(畳平)4:30着
9月1日(土)〜9月17日(月)観光センター前4:10発/乗鞍山頂(畳平)5:00着
料金 往復大人2800円、小人1550円、片道大人1750円、小人1030円
所在地 長野県松本市安曇鈴蘭4306−5
場所 観光センター〜乗鞍山頂(畳平)
駐車場 観光センター駐車場(200台/無料)、第3駐車場(400台/無料)、休暇村駐車場(55台/無料)、三本滝駐車場(100台/無料)
問い合わせ のりくら高原観光案内所 TEL:0263-93-2147
アルピコ交通新島々営業所 TEL:0263-92-2511
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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