伊藤けえらん本家

伊藤けえらん本家

佐賀県唐津市浜玉町浜崎にある、唐津の伝統銘菓「けえらん」の元祖を名乗る店が、明治30年創業の伊藤けえらん。朝鮮出兵の際、突貫工事で築いた名護屋城に布陣する豊臣秀吉が、途中の浜玉で諏訪神社に戦勝を祈願。その時に地元の人が献上した団子が「けえらん」の始まりと伝えられています。

豊臣秀吉命名という伝承もある和菓子

当初は諏訪神社の春祭りの時季にのみ販売されていたのですが、通年販売の和菓子として売り出したのはこの店が元祖ということに。
「戦(いくさ=朝鮮の役)に勝つまで帰らん」が訛って「帰えらん」になったともいわれますが、もともと豊臣秀吉が尾張弁で「帰えらん」(帰らないの方言/しとらん=していない)と言ったのかもしれません。

「けえらん」は、浜玉米の薄引き粉を使った皮にあんを巻いた和菓子。
蒸籠(せいろ)で生地を蒸し上げ、蒸し上がった生地を撞いて成型し、あんを巻き込んだもので、無添加のため日持ちはしません(賞味期限1日、冷凍で長期保存が可能です)。

白けえらん(こしあん)、よもぎけえらん(つぶあん)があります。

北東北の郷土料理に「けいらん」がありますが、北前船で南部藩に精進料理の文化が運ばれたと推測され、餅の外見が鶏卵に似ていることが名の由来とされています。
慶長8年(1603年)、長崎で発行された『日葡辞書』(日本語のポルトガル訳)に「けいらん」が登場していますが、「もち米の生地で黒砂糖を包んだもので金柑ほどに丸める」と記されていることから鶏卵に似たという説が有力です。

4代目となるのは伊藤正一郎さん・伊藤寿賀子(新富寿賀子)さん夫妻。
「柔らかな食感こそが、けえらんの命」とのこと。
伊藤寿賀子(新富寿賀子)さんは、テレビ朝日系列『羽鳥慎一モーニングショー』の「継ぐ女神」(平成30年2月28日放送)にも登場しています。

伊藤けえらん本家のほか、伊藤けえらん新家(唐津市鏡)、洋菓子店「藤樹庵」(唐津市町田1丁目/「けえらん」も販売)があります。

伊藤けえらん本家
名称 伊藤けえらん本家/いとうけえらんほんけ
所在地 佐賀県唐津市浜玉町浜崎943
関連HP 伊藤けえらん本家公式ホームページ
電車・バスで JR浜崎駅から徒歩5分
ドライブで 西九州自動車道前原東ICから約18.7km
駐車場 6台/無料
問い合わせ 伊藤けえらん本家 TEL:0955-56-6901/FAX:0955-56-8094
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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