三角西港・石積排水路
熊本県宇城市にある三角西港は、宮城県の野蒜港、福井県の三国港と並ぶ明治3大築港のひとつで、明治17年から4年の歳月を費やして造られた石積みの港。730mにもおよぶ石積埠頭や石積排水路が築港当時のままに現存し、世界文化遺産…
熊本県宇城市にある三角西港は、宮城県の野蒜港、福井県の三国港と並ぶ明治3大築港のひとつで、明治17年から4年の歳月を費やして造られた石積みの港。730mにもおよぶ石積埠頭や石積排水路が築港当時のままに現存し、世界文化遺産…
熊本県宇城市(うきし)にある三角西港は、明治時代に、三池炭鉱の石炭輸出のため、国策で築かれた日本で最初の近代的な港湾。往時の石積埠頭などがそのままに残され、世界文化遺産、経済産業省の近代化産業遺産、さらに文化庁の重要文化…
宮城県の野蒜港、福井県の三国港と並ぶ明治三大築港のひとつ三角西港は、宇土半島の西端、熊本県宇城市の港湾。明治20年に3年以上の歳月をかけ、当時の国家的事業として内務省嘱託オランダ人技師ローウェンホルスト・ムルデルによって…
「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の23構成資産のひとつが熊本県荒尾市・福岡県大牟田市にある三井三池炭鉱の万田坑跡(まんだこうあと)。三井の総力を挙げて整備された、わが国最大規模の竪坑で、明治32築の…
安芸(あき=元・広島県西部)の宮島に鎮座する厳島神社は、社伝によれば推古元年(593年)創建という古社。海に浮かぶような現在の社殿配置は、久安2年(1146年)に平清盛が造営を行なっています。社殿から200m沖に建つ大鳥…
日本三景のひとつ安芸(あき=広島県西部の旧国名)の宮島にある厳島神社(いつくしまじんじゃ)は、社伝によれば推古元年(593年)創建と伝えられる古社。久安2年(1146年)に平清盛が現在の海に浮かぶような社殿の造営を行なっ…
宮島、大元公園の入口に鎮座する古社が大元神社。厳島神社の摂社ですが、実はその名の通り、厳島神社のルーツとも推測されています。現存する建物は、大永3年(1523年)築で国の重要文化財。屋根は板葺きで、日本で唯一の「六枚重三…
厳島八景(厳島明燈、大元桜花、滝宮水蛍、鏡池秋月、谷原麋鹿、御笠浜暮雪、有浦客船、弥山神鴉)にも数えられるのが厳島神社の鏡池。この鏡池は干潮時のみに東廻廊、客神社(まろうどじんじゃ)近くに現れる湧水の池。厳島八景の「鏡池…
国宝に指定される厳島神社(いつくしまじんじゃ)の御本社。奥から本殿、拝殿、祓殿という構造で、祓殿の先に大鳥居側に突き出すように平舞台が配されています。その平舞台の突端、海側左右に配されているのが門客神社(まろうどじんじゃ…
厳島神社の御本社の海側に突き出した、平舞台と高舞台。その東西の両脇に配されたのが楽房(がくぼう)。本殿側から見て右手が右楽房、左手が左楽房。高舞台で舞われる舞楽には2つの流れがあり、インドで発祥し唐から伝わった『蘭陵王』…
世界文化遺産に登録される厳島神社には、国宝や重要文化財の社殿が数多く、なかには見逃しがちな場所も。東廻廊、国宝の客神社(まろうどじんじゃ)を過ぎた所にあるのが朝座屋(あさざや)。神仏習合の江戸時代には社家(しゃけ=世襲し…
世界文化遺産に登録される厳島神社。国宝に指定される西廻廊へと渡る橋が反橋(そりばし)。名前の通りで太鼓橋で、往時は天皇からの使者(勅使)だけが許されたことから勅使橋とも呼ばれています。とても渡れるような形状ではないので、…
世界文化遺産登録の厳島神社参拝は、入口を入ると国宝・東廻廊ですが、すぐあるのが客神社(まろうどじんじゃ)。本殿、幣殿、拝殿、祓殿とあるのも御本社と同じなので、御本社と間違える人がいるほど。建物は鎌倉時代の仁治2年(124…
永禄4年(1561年)に大鳥居を再建した毛利元就(もうりもとなり)は、永禄11年(1568年)、観世太夫を招き、仮の能舞台を海中に設けて、能を奉納しています。現存する能舞台は江戸時代前期に広島藩主・浅野綱長が改築したもの…
プカプカと海に浮くという奇抜な構造の安芸の宮島・厳島神社。海(北西側)に向かって建つ御本社(本殿・拝殿・幣殿)の東西に配されているのが、周囲の社殿とともに国宝に指定される廻廊。東側廻廊は47間(ま=柱と柱の間の数で、1間…
宮島に鎮座する世界文化遺産に登録の厳島神社。その御本社・祓殿前にあるのが国宝の高舞台。その名の通り、周囲の平舞台から一段高くなった場所で、神様に奉納される舞楽が舞われる場所。黒漆塗りの基壇に朱塗りの高欄をめぐらし、前後に…
厳島詣(いつくしまもうで)の中心、厳島神社・御本社(国宝の本殿・拝殿・祓殿)の前、シンボルの大鳥居を眺める海側に配されているのが平舞台で国宝。その名の通り、フラットな舞台で、寝殿造りでいえば庭にあたる部分で、広さは167…
宮島に鎮座する世界文化遺産に登録の厳島神社(いつくしまじんじゃ)。現存する本殿は、元亀2年(1571年)、毛利元就(もうりもとなり)が改築したもので、国宝。本殿に祀られるのは、市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)、田心姫…