厳島神社・楽房

厳島神社・楽房

厳島神社の御本社の海側に突き出した、平舞台と高舞台。その東西の両脇に配されたのが楽房(がくぼう)。本殿側から見て右手が右楽房、左手が左楽房。高舞台で舞われる舞楽には2つの流れがあり、インドで発祥し唐から伝わった『蘭陵王』(中国・北斉の皇族・高長恭の武勇伝を題材とした舞楽)を左の舞といい、左舞(さまい)を舞うときは左楽房で演奏。

高舞台で左舞が舞われるときには左楽房、右舞では右楽房を使用

右楽房
左が楽房(右楽房)、右が門客神社(右門客神社)

中国系の舞や器楽に由来し、平安時代に左方として整えられた舞楽が左舞、朝鮮半島系の舞や器楽に由来するのが右舞(うまい)です。

左舞と右舞とでは、舞や器楽の違いだけでなく、舞の装束や作法、演目の構成など、多くの面に対称的な差異があります。

左舞では舞人は客席から向かって左奥から現れますが、右舞は右奥から登場と配置も異なることから、左右に楽房が配されているのです。

厳島神社・楽房
名称 厳島神社・楽房/いつくしまじんじゃ・がくぼう
所在地 広島県廿日市市宮島町1-1
関連HP 厳島神社公式ホームページ
電車・バスで JR宮島口駅からJR連絡宮島航路または松大観光船で10分、宮島桟橋下船、徒歩15分
ドライブで 山陽自動車道廿日市ICから約4.7km。または、大野ICから約5kmで宮島口
駐車場 宮島口市営駐車場(166台/有料)・もみじ本舗駐車場(500台/有料)
問い合わせ 厳島神社 TEL:0829-44-2020/FAX:0829-44-0517
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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