多賀城南門が期間限定で特別公開、2025年4月に一般公開に!

多賀城南門

古代東北の政治文化の中心だった陸奥国府多賀城の創建1300年を記念して進められている多賀城外郭南門(宮城県多賀城市)の復元工事。国の特別史跡に指定される多賀城跡で、今回復元される南門は、高さ14m、幅33m、復元構想から35年を費やしてついにその姿を表しています。

陸奥国府多賀城の創建1300年を記念して復元

2024年11月1日(金)〜11月4日(月・振替休)では、期間限定で特別公開されましたが、残る周辺工事を完了させ、2025年4月から一般公開される予定となっています。

多賀城市では、古代の東北経営の中心だった多賀城の創建1300年にあわせ、外郭南門を復元、さらに多賀城碑が2024年8月27日(火)に国宝に指定されたことを受け、積極的にPRを展開していく意向です。

「多賀城跡に自然のありのままの美しい色や音が変わらずに残っていること。それらを守り続けてきた人々によって形つくられた、歴史的風致の残るこの多賀城を改めて誇りに思います」(深谷晃祐多賀城市長)。

国の特別史跡というのは全国にわずか63件、宮城県ではこの多賀城跡だけという貴重な場所。
奈良時代〜平安時代に陸奥国府や鎮守府が置かれ、11世紀中頃までの東北地方の政治・軍事・文化の中心地だった地ですが、残念ながら一般的には認知度は低い傾向に。

聖武天皇の治世である724年(神亀元年)、按察使(あぜち=地方行政を監督・監察する役職)・大野東人(おおののあずまびと)が築城したのが始まりとされ、2024年で創建1300年ということになります。

多賀城南門
多賀城南門が期間限定で特別公開、2025年4月に一般公開に!
開催日時 2025年4月〜
所在地 宮城県多賀城市市川城前
場所 多賀城南門
関連HP 多賀城市公式ホームページ
電車・バスで JR国府多賀城駅から徒歩16分
ドライブで 三陸自動車道利府塩釜ICから約3.6km。または、仙台東部道路仙台港北ICから約5km
駐車場 30台/無料
問い合わせ 多賀城市観光協会 TEL:022-364-5901
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

多賀城

宮城県多賀城市、仙台平野が一望できる丘陵の末端を利用して造られた古代の城跡で、奈良・平安時代の東北地方の政治・軍事・文化の中心地だったの多賀城跡。東北から北海道を領有していた蝦夷(えみし)を制圧するため、724(神亀元)年、按察使(あぜち=

多賀城碑

多賀城碑

宮城県多賀城市にある奈良時代に立てられた石碑が多賀城碑。多賀城跡の外郭南門から30mほど城内に入ったところに立つ古代の石碑で、那須国造碑(なすのくにのみやつこのひ)、多胡碑と並ぶ「日本三古碑」のひとつ。天平宝字6年(762年)、藤原朝狩(ふ

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!

よく読まれている記事

こちらもどうぞ