栃木県日光市、第2いろは坂の急カーブをいくつも登り、最後の大きな急カーブのところにあるのが明智平。駐車場やレストラン、展望台がありそこからも美しい景色を眺めることはもちろんできますが、ここまで来たらぜひ利用したいのが明智平ロープウェイ。3分間のゴンドラからの景色も抜群ですが、標高1373m展望台駅からの景色はまさに絶景。
明智平展望台で、日光の火山地形の全体像を把握
明智平展望台からは、華厳の滝、中禅寺湖、男体山そして日光連山を一望する大パノラマが目の前に展開。
とくに華厳の滝を眺める一等地として知られています。
日光火山群の火山活動で流出した溶岩流は浸食に対して抵抗があるため階段状になりますが、2万年前の男体火山の爆発で流れ出た華厳溶岩の堰止湖が中禅寺湖、溶岩のダムに懸かるのが華厳の滝です。
典型的な成層火山である男体山には、多くの谷がありますが、昭和35年から始まった植林治山事業で、緑が復活し、赤茶けた谷や崖が目立たなくなりつつあります。
明智平(明智平パノラマレストハウス跡地)には展望スペース、土産物や軽食の売店、トイレなどが設けられています。
ちなみに明智平まではかつて東武日光鋼索鉄道線(ケーブルカー/馬返駅〜明智平駅、昭和7年8月28日開業、昭和45年廃止)が通じていました。
明智平ロープウェイの利用にあたっては明智平は一方通行の第2いろは坂途中にあり、中禅寺湖方面へのみ通行可能なことに留意を。
日光エリアの東武グループ交通機関(路線バス、中禅寺湖機船、明智平ロープウェイ)にすべて乗ることができるが売りの「まるごと日光・鬼怒川 東武フリーパス」なら明智平ロープウェイにも乗車可能です(乗り降り自由)。
愛犬は小型犬で、ペット用ゲージ、ペット用キャリーバッグに入れた場合にのみ乗車可能(レンタルのゲージも用意)。
明智光秀の生年は不詳ですが、『明智軍記』によれば享禄元年(1528年)で、天正10年6月13日(1582年7月2日)没。
天海大僧正は、天文5年(1536年)生まれとされ、天正16年(1588年)に武蔵国の無量寿寺北院に来てからしか確かな足取りがないことから、明智光秀は影武者を使って生き延び、天海大僧正となったという俗説を生んだのです。
明智平ロープウェイ(明智平展望台) | |
名称 | 明智平ロープウェイ(明智平展望台)/あけちだいらろーぷうぇい(あけちだいらてんぼうだい) |
所在地 | 栃木県日光市細尾町 |
関連HP | 日光交通公式ホームページ |
電車・バスで | JR日光駅・東武日光駅から東武バス中禅寺温泉行き、または湯元温泉行きで30分、明智平下車、すぐ |
ドライブで | 日光宇都宮道路清滝ICから約11km |
駐車場 | 100台/無料 |
問い合わせ | 明智平ロープウェイ TEL:0288-55-0331 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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