栃木県真岡市の桜町陣屋跡近くにある二宮尊徳(二宮金次郎)を祀る神社が、桜町二宮神社。二宮尊徳没後50年の明治38年に、二宮尊徳の遺徳を偲び、ゆかりの地である桜町陣屋内に創建された神社。没後80年の昭和11年に現在の位置に遷座し社殿を新築しています。
二宮尊徳の遺徳を偲び桜町陣屋内に創建された神社
二宮尊徳を祭神とする神社は、桜町のほか報徳二宮神社(小田原市)、報徳二宮神社(相模原市)、二宮神社(相模原市)、報徳二宮神社 (日光市)がありますが、明治37年以降、国定教科書に修身の象徴として尊徳が取り上げられるようになり、報徳仕法と呼ばれる農村復興政策の顕彰というよりは、国に奉仕するという側面と勤勉さが強調されたという側面もあるのです。
桜町二宮神社が創建された明治38年も、国定教科書に掲載された翌年ということに。
二宮尊徳ゆかりの地は、生誕地の小田原、終焉の地・今市、仕法の地・栃木県真岡市(桜町二宮神社)で、相模原に多いのは軍都だったから。
そのなかで、報徳仕法と呼ばれる農村復興政策を実践したゆかりの地に祀られるのが、桜町二宮神社。
至誠(しせい)、勤労(きんろう)、分度(ぶんど)、推譲(すいじょう)、積小為大(せきしょういだい)、一円融合(いちえんゆうごう)という二宮尊徳の教えを、今に伝える神社となっています。
毎年11月17日(尊徳命日)には祭礼が齋行されています。
近くには、二宮尊徳が26年間暮らした桜町陣屋跡(国の史跡、建物は復元)、二宮尊徳資料館、遺髪を埋葬した蓮城院があります。
桜町二宮神社 | |
名称 | 桜町二宮神社/さくらまちにのみやじんじゃ |
所在地 | 栃木県真岡市物井2013-2 |
関連HP | 真岡市公式ホームページ |
電車・バスで | 真岡鐵道久下田駅からタクシーで10分 |
ドライブで | 北関東自動車道真岡ICから約9km、桜川筑西ICから約12km |
駐車場 | 桜町史跡公園駐車場(30台/無料) |
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