大正7年に黒磯駅前(現・那須塩原市)に建てられた黒磯銀行本店。黒磯初の石造りの銀行建築で、外壁は正面が芦野石、他は大谷石でできています。石積みを基調としていますが、おしゃれなアーチ型飾り、櫛形風ペディメントを備えています。国の登録有形文化財に指定される建物は、高木会館として再生され、1階はレストランになっています。
黒磯駅前のシンボル的な存在
大正元年には、東那須野村から独立して黒磯町誕生。
大正3年には黒磯~那須間に乗合自動車も運行を開始
そんな黒磯の発展を背景に、黒磯銀行は、大正7年9月に開業しています。
頭取は、黒磯駅前の事業家である高木慶三郎で、昭和6年の黒磯駅前大火(140戸を焼失)からも守られた防火建築です。
洋館というよりも、和洋折衷のデザインで、栃木らしい石造りの建物が目を引きます。
昭和10年に銀行を廃業し、黒磯興業株式会社を起こして昭和25年まで営業していました。
戦後は、高木一族が会館として使用してきました。
中央上部のアーチ部分にあるマークは、黒磯銀行の社章のレリーフです。
館内には格天井や幅90cmの回り階段などが現存しています。
1階で営業するのは、那須御養卵を使ったオムライスなどが人気の「カフェ・ド・グランボワ」。
高木会館(旧黒磯銀行本店) | |
名称 | 高木会館(旧黒磯銀行本店)/たかぎかいかん(きゅうくろいそぎんこうほんてん) |
所在地 | 栃木県那須塩原市本町5-19 |
関連HP | 那須塩原市公式ホームページ |
電車・バスで | JR黒磯駅から徒歩5分 |
ドライブで | 東北自動車道那須ICから約5km |
駐車場 | 周辺の有料駐車場を利用 |
問い合わせ | 教育部生涯学習課文化振興係 TEL:0287-37-5419/FAX:0287-37-5479 |
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