日光山輪王寺・護法天堂

日光山輪王寺・護法天堂

日光山輪王寺の護摩が焚かれる大護摩堂の並びに建っているのが護法天堂。毘沙門天、弁財天、大黒天を祀る堂として建立されましたが、祀られていた3神は、七福神として大護摩堂に祀られています。創建年は定かではありませんが(江戸時代初期築)、現存する日光山輪王寺の境内の建造物の中では最古で国の重要文化財に指定。

江戸時代の光明院(日光山本坊)を今に伝える

神仏分離、廃仏毀釈直後の明治4年5月13日、日光山大本坊(光明院)周辺は大火災に見舞われますが、その火災から逃れたのがこの護法天堂です。
光明院は、鎌倉時代中期に第24世座主の弁覚法印が創建し、日光山の本坊としたもので、江戸時代初期に天界大僧正が再興し、総本坊としていました。
江戸時代、日光山は皇族出身の僧侶である輪王寺宮法親王が治めていましたが、その礼拝所となっていたのがこの護法天堂で、当時は内権現堂と呼ばれていました。
本坊表門(黒門)とともに、江戸時代の本坊の貴重な名残となっています。

日光山輪王寺・護法天堂
名称 日光山輪王寺・護法天堂/にっこうさんりんのうじ・ごほうてんどう
所在地 栃木県日光市山内2300
関連HP 日光山輪王寺公式ホームページ
電車・バスで 東武日光駅から東武バス世界遺産めぐりで勝道上人像前下車、徒歩3分
ドライブで 日光宇都宮道路日光ICから約4km
駐車場 100台/有料
問い合わせ 日光山輪王寺 TEL:0288-54-0531
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
日光山輪王寺・本坊表門(黒門)

日光山輪王寺・本坊表門(黒門)

日光山輪王寺の旧本坊は、明治4年5月13日に焼失していますが、その表門だったのが日光表参道に面して建つ本坊表門(黒門)。黒漆塗りのため、黒門と通称されています。皇族を日光山の門主(輪王寺宮)と仰ぐ門跡寺院の格式を示す門で天海大僧正が創建した

日光山輪王寺

日光山輪王寺

天平神護2年(766年)、勝道上人による四本龍寺創建(日光開山)がルーツという神仏習合の日光山の歴史を今に伝える天台宗の古刹が日光山輪王寺。日光山内で最も歴史が古く、明治4年の神仏分離令以降は東照宮、二荒山神社とあわせて「二社一寺」と称され

 

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