日光山輪王寺・三仏堂

日光山輪王寺・三仏堂

8世紀末に、日光を開山した勝道上人の創建による四本龍寺を起源とし、日光山の中心寺院として発展した日光山輪王寺。その本堂にあたるのが三仏堂。寺伝では嘉祥元年(848年)創建という日光山の信仰の中心的な堂で、現存する建物は正保4年(1647年)築。明治4年の神仏分離で現在地に移されています。

日光山では山、仏、神が一体のもの

正保4年(1647年)、日光東照社(現・日光東照宮)の寛永の大造替(寛永13年に完成)に尽力した3代将軍・徳川家光によって、大雪で倒壊した本堂が再建され、現存する巨大な建物(間口33m、奥行22m、高さ26m)が誕生しました(当時の寺号は満願寺)。
明治の神仏分離までは日光二荒山神社の社務所があるあたりに建っていました。

東日本最大の木造建造物となる三仏堂は、屋根を除き造営当初の形式に復旧され、江戸時代前期の形式を残し、台密(天台密教)を今に伝える貴重な建物になっています(国の重要文化財)。
堂内に巨大な日光三所権現本地仏(千手観音・阿弥陀如来・馬頭観音)、東照三所権現本地仏(薬師如来・阿弥陀如来・釈迦如来)を安置するので、三仏堂と呼ばれています。

日光山では鎌倉時代、神仏習合が進み、三山(女峰山・男体山・太郎山)、三仏(阿弥陀如来・千手観音・馬頭観音)、三社(滝尾権現・新宮権現・本宮権現)を同一視する考えが整いました。
滝尾権現・新宮権現・本宮権現は、神仏分離で、滝尾神社、日光二荒山神社、本宮神社となっていますが、神仏習合の江戸時代までは日光山の一部でした。

祀られる三仏は、千手観音が総高703.6cm(本尊335.4cm)、阿弥陀如来・総高756.3cm(本尊306.3cm)、馬頭観音・総高744.7cm(本尊301.3cm)とすべて7m超の巨大さです。

三山 三仏 三所 三神 三社
女峰山 阿弥陀如来 女体権現 田心姫命 滝尾権現
男体山 千手観音 男体権現 大巳貴命 新宮権現
太郎山 馬頭観音 太郎大明神 味耜高彦根命 本宮権現

取材協力/日光山輪王寺

名称 日光山輪王寺・三仏堂/にっこうさんりんのうじ・さんぶつどう
所在地 栃木県日光市山内2300
関連HP 日光山輪王寺公式ホームページ
電車・バスで 東武日光駅から東武バス世界遺産めぐりで勝道上人像前下車、徒歩3分
ドライブで 日光宇都宮道路日光ICから約4km
駐車場 100台/有料
問い合わせ 日光山輪王寺 TEL:0288-54-0531
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
日光山輪王寺

日光山輪王寺

天平神護2年(766年)、勝道上人による四本龍寺創建(日光開山)がルーツという神仏習合の日光山の歴史を今に伝える天台宗の古刹が日光山輪王寺。日光山内で最も歴史が古く、明治4年の神仏分離令以降は東照宮、二荒山神社とあわせて「二社一寺」と称され

 

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プレスマンユニオン編集部

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