夏に雷が多く「雷都」と呼ばれる都市はどこ!?

気象庁が全国の都道府県の県庁所在地(例外として千葉県・銚子市、埼玉県・熊谷市、滋賀県・彦根市、山口県・下関市)で、雷電または雷鳴(強度1以上)のいずれかを観測した日数が、雷日数です。冬場に日本海側が多く、夏場には関東や長野県などに多い傾向が。「雷都」と呼ばれる都市は、栃木県の宇都宮市です。

宇都宮市は夏場の雷が日本一多い都市

気象庁が発表する1991年から30年間の1年あたりの平均値でTOPは、石川県・金沢市42.4回、2位に福井県・福井市35回、3位新潟県・新潟市34.8回と続きます。
4位以下も富山県・富山市32.2回、秋田県秋田市31.4回と上位は日本海側が独占。
実は、日本海側は冬の雷が多く、夏場には雷が少ない傾向があります。

逆に夏に雷の多いのは、北関東。
年間の数値で24.8回と10位に入るのが宇都宮市です。
宇都宮市は「雷都」と称されるほど雷の多い土地。
関東エリアでは、2位に前橋、3位に熊谷と続きます。
東京は年間11.3日なので、宇都宮市はその2倍以上の雷が、おもに夏場に集中する感じです。

宇都宮地方気象台も「4月〜9月に限れば、宇都宮市は日本一雷が多い場所」としています。
逆に冬場は気候が安定、雨が少なく雷もまずないとのこと。

ちなみに、ライトレール (Light rail) が雷都を走るというのは、あくまで偶然のようです。

日光連山と那須岳は雷発生装置

なぜ夏場の雷が多いかといえば、背後に日光連山や那須岳などの高い山々が屏風のように連なるから。
関東平野で温められた風が日光連山や那須岳にぶつかり、上昇気流となって雷雲を生むのです。

宇都宮市では雷による被害が多いため、落雷の被害に備え、「雷保険」に入る人もいるほど。
実際に気象台に保険金請求の根拠となる雷発生の気象証明書を求める人が、年間数件はあり、電線などを伝わって高電圧が住宅に入り込む誘導雷(ゆうどうらい)が電気製品に被害を及ぼすケースが推測されます。

実は近年、温暖化の影響もあって雷日数が40日〜50日へと増加していて、単年度でいえば日本一を争えるほどの「雷都」になっているのです。
宇都宮市では雨の降らない日は増加傾向に、逆に降った際の降雨量は増えるという2極化があり、少なからず気候変動が影響を及ぼしている感じも。

男体山の山麓の「雷神窟」は雷神の住処(すみか)とされることからも、日光連山も雷が多かったことがよくわかります。
夏場に日光、那須や宇都宮を旅する際には、日光連山や那須岳が雷発生装置であることをお忘れなく。

夏に雷が多く「雷都」と呼ばれる都市はどこ!?
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