東京都調布市にある都立の植物公園が、神代植物公園(じんだいしょくぶつこうえん)。花や緑にあふれ、散歩道が整備された都立の公園。広い敷地ですが、前身は街路樹などを育てる苗圃だったもので、昭和36年、都内唯一の植物公園として一般開放された、都会のオアシスになっています。
武蔵野の面影が残る広大な植物園を散策



敷地面積51.4haという広大な園内は、さくら園、つつじ園、ばら園、うめ園というように、植物ごとにエリアが30ブロックにも分かれており、4800種10万株もの樹木や植物を植栽、四季折々の花を楽しむことができます。
シンメトリックにデザインされたフランス式沈床庭園の「ばら園」には400種5200本のバラが植栽され例年は5月中旬、10月中旬に春バラ、秋バラが見頃となります。
正門から池あたりはツツジの群植で、280種、1万2000株のツツジは、神代植物公園のシンボル的な存在です。
また名刹・深大寺(じんだいじ)を挟んで、旧寺域に木道を整備した水生植物園も広がり、湿地帯では季節に応じて花菖蒲など水辺の植物の観察も可能。
園内の雑木林は、かつて深大寺の裏山だった場所で、武蔵野の面影を色濃く残しています。
水生植物園は、中世の深大寺城の跡。
深大寺の裏山、雑木林から湧き出る水が湿地帯を生んだもので、木道が整備されています。
大温室には熱帯植物が茂り、トロピカルな雰囲気は冬場には好評。
展示会や緑の教室も月4回くらいのペースで実施され、各種イベントも開催。
レストラン「神代グリーンサロン」や、軽食類を販売する売店もあり、ひと息つくことができます。
カレーには、深大寺養蜂園の蜂蜜が付いてくるのもユニーク。
テイクアウトコーナーではバラソフトなどを販売、こちらも人気です。
犬などのペット連れでの入場は不可となっています。


武蔵野の面影が残る! 神代植物公園 | |
名称 | 神代植物公園/じんだいしょくぶつこうえん |
所在地 | 東京都調布市深大寺元町2・5丁目、深大寺北町1・2丁目、深大寺南町4・5丁目 |
関連HP | 東京都公園協会公式ホームページ |
電車・バスで | 京王線調布駅からタクシーで5分 |
ドライブで | 中央自動車道調布ICから約2.5km |
駐車場 | 神代植物公園駐車場(227台/有料) |
問い合わせ | 神代植物公園サービスセンター TEL:042-483-2300 |
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