物忌奈命神社

物忌奈命神社

東京都神津島村、神津島の玄関口、神津島港近くに鎮座するのが物忌奈命神社(ものいみなのみことじんじゃ)。島の北部、長浜にある阿波命神社(あわのみことじんじゃ)とともに平安時代編纂の『延喜式神名帳』に名神大社(みょうじんたいしゃ)と記載されるパワースポットです(東京都ではこの2社だけ)。

神津島の鎮守とされる名神大社

祭神の物忌奈命(ものいみなのみこと)は、阿波命神社に祀られる神津島の開拓神、阿波咩命 (あわのめのみこと)の御子神。
阿波咩命は伊豆国一之宮の祭神、三嶋神の本后で、物忌奈命はその子ということに。
地元、神津島では物忌奈命が神津島の開祖とされ、漁業者からの信仰があり、神前には毎日魚が捧げられています。

平成12年の新島・神津島近海地震による地滑りと台風で社殿が倒壊し、現存する社殿は、平成18年の再建。
境内に薬師如来を祀る薬王殿が建つのは、神仏習合の名残り(神津島には観音堂など、仏教関係の史跡も数多く現存)。

毎年8月1日・8月2日が『例大祭』で、8月2日の祭典後には、国の重要無形民俗文化財に指定される『神津島のかつお釣り神事』(かつお漁の出漁から漁場での釣上げ、大漁旗を掲げての帰港、水揚げ入札、かつおの運搬までを一連の所作で表現)が行なわれています。

東京都に2社しかない名神大社に列せられるワケは!?

物忌奈命神社は、母神を祀る阿波命神社とともに、延長5年(927年)成立の『延喜式神名帳』では、霊験が著しいとされる神に対してのみ与えられる称号、名神大社に列せられています。

『続日本後紀』に、承和5年(838年)に天上山が噴火したのは、三嶋大社の後后・伊古奈比咩命(いこなひめのみこと/静岡県下田市の伊古奈比咩命神社祭神)が位階を賜ったにも関わらず、本后たる阿波咩命には沙汰がないことに対する怒りによるものだとされ、物忌奈命神社とともに神階が正五位下に上がっています。
つまりは、9世紀には天上山での火山活動が続き、神津島の噴火鎮護のため、神階が上げられたとも推測できますが、黒曜石を産するなど、古代から伊豆諸島の中心的な存在の島だったことがその背景になっているのです。

現在、東京都下で、名神大社なのは、神津島の阿波命神社、物忌奈命神社の2社だけです(ただし、明治11年1月11日に東京府に移管されるまでは伊豆国・静岡県でした)。
まさに伊豆諸島、そして東京都随一のパワースポット(霊験が著しいとされる神)ということに。

物忌奈命神社
名称 物忌奈命神社/ものいみなのみことじんじゃ
所在地 東京都神津島村41
関連HP 神津島観光協会公式ホームページ
電車・バスで 神津島港から徒歩3分
問い合わせ 神津島観光協会 TEL:04992-8-0321/FAX:04992-8-0323
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
阿波命神社

阿波命神社

東京都神津島村、神津島北部、長浜海岸背後の高台に鎮座するのが阿波命神社(あわのみことじんじゃ)。神津島の開拓神・阿波咩命 (あわのめのみこと)が祭神で、平安時代編纂の『延喜式神名帳』に記載される古社。東京都内では2社しかない名神大

 

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