代々木公園・閲兵式の松

代々木公園・閲兵式の松

東京都渋谷区にある代々木公園は、戦前は陸軍代々木練兵場だった場所。パノラマ広場近くにあるのが閲兵式の松で、天皇の隣席のもと陸軍の部隊が整列し、閲兵を受けた地のシンボル的な松になっています。当時、ゆかりの軍人たちもここで記念撮影をすることが多かったと伝えられています。

観兵式の際、天皇が傍らに立ったと伝えられる黒松

代々木公園・閲兵式の松

明治4年、現在の日比谷公園一帯にに開設された陸軍操練所(明治18年、陸軍練兵場に改称)が東京遷都後最初の練兵場でしたが、周辺の開発が進み、その日比谷練兵場(当初19ha、拡張後32ha)が手狭になったことから、明治19年、青山練兵場(47ha)に移転。

さらに青山練兵場が手狭になり、明治45年4月〜10月に開催が予定された『日本大博覧会』の会場予定地となったことから(その後『日本大博覧会』は開催中止に)、倍近くの面積を有した代々木練兵場(92ha)に移ったのです。

代々木練兵場では大正6年10月31日の大正天皇の天長節(天皇誕生日)に最初の閲兵式が行なわれ、以降昭和19年に至るまで年2回ほどの閲兵式(観兵式)、合計40回が行なわれています。

起伏のある代々木練兵場を考慮して部隊が行進して天皇に敬礼する分列式ではなく、整然と部隊が並び、敷地の北東に玉座を築く閲兵式が採用されたのです。
3万〜4万もの将兵が並び、一般陪観者席も設けられ(一般の参列者も1万人超)、天皇の閲兵を受けるという大イベントでした。

現存する閲兵式の松は、天皇が傍らに立ったとされ、戦前から記念撮影などにも使われた代々木練兵場時代のシンボルツリーです。

代々木公園・閲兵式の松
代々木公園
名称 代々木公園/よよぎこうえん
所在地 東京都渋谷区代々木神園町2-1
関連HP 東京都公園協会公式ホームページ
電車・バスで 東京メトロ千代田線代々木公園駅から徒歩5分
ドライブで 首都高速中央環状線初台南出口から約800m、富ヶ谷出口から約1km
駐車場 代々木公園有料駐車場(65台/有料)
問い合わせ 代々木公園サービスセンター TEL:03-3469-6081
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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