東京都墨田区横網1丁目、両国の東京都江戸東京博物館北側に立つのが、徳川家康公銅像。徳川家康の銅像は、静岡、岡崎など各地にありますが、東京都内には両国の銅像が唯一。江戸の町を整備し、幕府を開いた徳川家康の像が東京ないことから、江戸消防記念会が建立したものです。
鷹狩姿で江戸城を向く家康像
平成5年3月、江戸東京博物館が両国の地に落成すると、江戸消防記念会の会員に、徳川家康像建立気運が一気に盛り上がり、ついに平成6年4月、東京都で初となる徳川家康公銅像が落成。
贔屓(ひき=中国における伝説上の生物/亀趺・きふ)の背に、鷹狩の勇姿で江戸城を望む鷹狩り姿を表した像で、鍛金作家・山下恒雄(やましたつねお=東京藝術大学名誉教授)の制作。
あえて亀趺の上に乗る姿なのは、亀趺に乗ることで、運河が巡る江戸の町を従える姿を表現しているのだと推測できます。
台座が15段なのは、幕府の将軍職が15代続いたことに因んだもの。
徳川家康は江戸入封後、葛西領などで鷹狩りを行ない、宿泊・休息施設としての青戸御殿(現・葛飾区青戸7丁目、葛西城址公園)、船橋御殿、越ヶ谷御殿、鴻巣御殿、府中御殿、東金御殿、神奈川御殿、藤沢御殿などを築いていますが、単なる遊興だけでなく軍事演習、さらには領内の視察の意味合いもあったと推測できます。
徳川家康公銅像(両国) | |
名称 | 徳川家康公銅像(両国)/とくがわいえやすこうどうぞう(りょうごく) |
所在地 | 東京都墨田区横網1-5-5 |
関連HP | 江戸消防記念会公式ホームページ |
電車・バスで | 都営地下鉄両国駅から徒歩1分、JR両国駅から徒歩5分 |
駐車場 | 周辺の有料駐車場を利用 |
問い合わせ | 江戸消防記念会 TEL:03-5269-7210/FAX:03-5269-6788 |
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