六本木けやき坂通り

六本木けやき坂通り

東京都港区六本木6丁目、六本木ヒルズの中心を東西に貫く、全長400mの坂道が、六本木けやき坂通り。ケヤキ並木や花壇による修景で、四季折々の景観を生み出し、散歩にも絶好。東側の先には東京タワーがあり、夜景も素敵です。11月上旬〜2月中旬には、80万灯のLEDが彩る『けやき坂イルミネーション』も実施。

平成15年4月、六本木ヒルズの完成で生まれた新しい坂道

六本木けやき坂通り

かつての六本木6丁目は、テレビ朝日を中心に南側に木造家屋が密集するエリアで、都心の防災対策などの観点から、昭和61年、東京都から「再開発誘導地区」の指定を受けていました。
森ビルとテレビ朝日が中心となって再開発準備組合が設立し、15年を費やした平成12年に着工したのが総面積11.6haという大規模な再開発、六本木ヒルズです。

高台にあるテレビ朝日の敷地と、南側の住宅密集地帯(昭和33年に日本住宅公団によって分譲された5棟、116戸の公団日ヶ窪住宅と木造を中心とした低層住宅地など)には15m以上の高低差があり、しかも幅員3mほどの狭い道しかなかったことから、消防車が入れず防災上の大きな課題となっていました。
こうした対策として開削されたのが、地区の東西を横断しテレビ朝日通りと環状3号線を接続するメインストリート「けやき坂通り」です。
沿道にケヤキを植栽するだけでなく、幅員24mというゆったりとした空間を生み出し、さらには歩車分離による安全確保も図られています。

乃木坂46の結成から4年、けやき坂の名を採って欅坂46誕生!

女性アイドルグループの欅坂46(令和2年10月14日、櫻坂46に改名)は、乃木坂46の結成から4年後の平成27年8月21日、秋元康のプロデュースで誕生(「坂道シリーズ」の第二弾として)。

メンバーの募集時(応募総数2万2509人、合格率1000分の1の狭き門でした)には、港区麻布にある鳥居坂を冠して(乃木坂46がアンダーライブを行なっていた「Zeppブルーシアター六本木」近く)、鳥居坂46という名前でしたが、けやき坂通りから採って欅坂46としてデビューしています。
本来は「けやき坂」という実際の坂名と同じユニット名になるはずでしたが、画数で運勢を占ってもらう時に使った漢字をスタッフのミスでそのまま使ってしまったことで、漢字表記になったのだとか。
改名後の櫻坂も、けやき坂に並行する南側、六本木ヒルズの南縁を通る、さくら坂に由来するユニット名です。

鳥居坂
鳥居坂46の聖地になるはずだった鳥居坂
六本木けやき坂通り
名称 六本木けやき坂通り/ろっぽんぎけやきざかどおり
所在地 東京都港区六本木6丁目
関連HP 港区観光協会公式ホームページ
電車・バスで 東京メトロ・都営地下鉄六本木駅から徒歩5分
駐車場 六本木ヒルズ駐車場(2762台/有料)など周辺の有料駐車場を利用
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
乃木坂

乃木坂

東京都港区赤坂8丁目と9丁目の間を通る坂道が、乃木坂(のぎざか)。女性アイドルグループ・乃木坂46の名の由来でもあるため、その「聖地」ともされる坂道で、坂の途中に日露戦争の旅順攻略で知られる乃木希典(のぎまれすけ)の邸宅(旧乃木邸として現存

日向坂

日向坂

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六本木ヒルズクリスマス/Roppongi Hills Christmas 2024

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鳥居坂

鳥居坂

東京都港区六本木5丁目、外苑東通りの六本木5丁目交差点から鳥居坂下・大江戸線麻布十番駅方面へと下る坂道が、鳥居坂。江戸時代には坂上に、大名屋敷や武家屋敷が、坂下に町民が暮らした場所で、坂の東側に鳥居元忠が屋敷を構えたから、あるいは、氷川神社

 

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